後発組に負けないために。

 

私が建売業界専門のコンサルタントに
なったのには理由があります。
 
それは、建売業界の体質。
 
旧態依然とした体質の業界にチャンスを
感じたからです。
 
もともと私は不動産業界の人間。
分譲マンションの営業を皮切りに
買い取り再販、国内、海外不動産の仲介と
不動産業界に30年近く携わってきました。
 
実は、建売業界の体質は
不動産業界の体質と良く似ているのです。
 
まあ、どちらも住宅を売っているから
似ているのは当たり前なのですが、
特徴はどちらも変化を嫌うところ。
 
新しいものに対して慎重というか
臆病なところがあります。
 
裏を返せば、
みんなが同じ方向を向いて
慎重だからこそ一発逆転の余地がある業界。
 
やり方次第では後発企業でも
一気に地域ナンバーワンに
躍り出ることができる業界です。
 
先日、ある住宅資材メーカーさんと話をして
いた時のこと。
 
「最近、元気のいい業者さんありますか?」
 
「そうですね、
 ◎◎さんが調子いいみたいですよ」
 
「そうですか、
 どれくらい売れてるんですか?」
 
「棟数はよくわかりませんが、
 完売までの期間が
 完成後約1.6ヶ月だそうです」
 
「1.6ヶ月ですか!?ほぼ即完ですね」
 
「えぇ、そうです」
 
「信じられないなぁ、本当ですか???」
 
「いや、それが本当らしいんですよ」
 
「すごいですね・・・」
 
職業柄、この手の話には興味津々。
さっそく、調べてみました。
 
調べてみると
確かに、面白い物件を販売しています。
ここでは具体的なことは言えませんが、
 
建売住宅としては
今まで見たことのない類いの物件。
パワービルダーが絶対手がけない物件です。
 
建売住宅もまだココで差別化できるんだ
という感じの物件です。
 
それと何より、広告の仕方がうまい。
利用している広告媒体はもちろん
広告のクオリティが高いのが特徴。
かなりお金かけてます。
 
聞くところによると
この会社の社長は元々アパレル業界の出身。
商品の見せ方、アピールの仕方が
いわゆる建売業界の人とは違います。
 
商品も面白い
広告の使い方もうまいとなれば
売れるのは、必然。
しばらく快進撃が続きそうです。
 
では、
先輩建売業者はどうしたらいいのか?
 
それは、この業者のように
新しいものにチャレンジすること、
同業他社がやっていないことにチャレンジ
することです。
 
例えば、
住宅業界にあって
建売業界にない商品企画を取り入れたり、
 
住宅業界がやっていて
建売業界がやっていない広告方法をマネたり、
 
とにかく新しいものを取り入れることです。
そして徐々に変化を楽しめる企業体質に変え
ていくことです。
 
あなたは、
10年前、20年前と同じ考え方、やり方を
続けていませんか?
 
時代は大きく変わりました。

時代に合わせて
あなた自身が変化することも大切ですよ。