6種類の生存モデルとは?

 

これからの建売業界について
あなたはどう考えているでしょうか?
 
悲観論、楽観論、いろいろありますが、
どちらにせよ、
今までと同じやり方では生き残れない
と考えている人はたくさんいます。
 
私もそのうちのひとりですが、
先日あるコンサルタントからこんな話を聞き
ました。
 
それは、今後生き残ることができる6種類の
生存モデルというものです。
 
6種類の生存モデルを具体的に説明すると
 
1つめは、
ユニクロのような低価格の商品を大量に供給
するグローバルな会社。
 
2つ目は、
全国的な知名度があるブランド力のある企業。
 
3つ目は、
次世代型の新しいビジネスモデルを考案した
会社。
 
4つ目は、
ニッチ市場において独自のオンリーワン商品
を持つ会社。
 
5つ目は、
常に高度なマーケティング活動や
魅力的なプロモーションを行える会社。
 
6つ目は、
特定の商圏において特定のお客様と強く結び
つくことのできた地元密着型の業者。
 
というもの。
 
今後の生き残りのためには、
この6つのどれかに属す必要があるといわれ
ています。
 
最も危険なのは
この6つのどれにも属さないこと。
 
今までのように
他社がやることをマネして
他社と同じレベルでやっているという会社が
真っ先に淘汰されていくと言われています。
 
では、私たちはどのタイプで生き残るか
ということですが、
 
1番目のタイプは、パワービルダー型。
グローバルではありませんが低価格で大量生産
するのはパワービルダーの得意分野。この分野
で中小建売業者が勝負しても、勝ち目はありま
せん。
 
2番目のタイプは、大手不動産業者。
ブランド力は一朝一夕にできるものではありま
せんので中小建売業者には不向きです。
 
3番目のタイプは、ベンチャー企業。
中小建売業者でも可能ですが、開発コストや
プロモーションに多額の費用がかかります。
 
その上、市場で認知されるかどうかは不透明。
ハイリスク・ハイリターンなので、よほど商品
に自信がなければ参入しない方がいいでしょう。
 
4番目のタイプは、マニア向き。
商品に特別な思い入れがある企業で社長に情熱
があればいいでしょう。
 
ただし、中途半端な思い入れや情熱ではすぐに
淘汰されてしまいますので注意が必要です。
 
5番目のタイプは、中小建売業者向き。
ほとんどの建売業者がマーケティングを知らな
いため、この分野を強化するだけで大きな差別
化につながります。
 
ちなみにマーケティングとは売れる仕組みづくり
(販促活動)のこと。
 
広告やホームページ、その他のメディアを通して
お客様に商品の価値を伝える作業です。
 
今までは不動産仲介業者に任せっきりでしたが
これからは売主と仲介業者双方による販促活動
(マーケティング)が必要です。
 
6番目のタイプは、地域密着の建売業者向き。
営業エリアを限定している企業にはうってつけ
です。ここでも必要になるのはマーケティング
のスキル。
 
マーケティング(販促活動)を駆使して
より多くのお客様と強い関係性が結べれば
営業は必要ありません。お客様の方から買いたい
と言って来てくれます。
 
大切なのは、お客様との関係性をどうやって強く
するか。日頃の地道なマーケティング活動がカギ
になります。
 
6つの生存モデルでわかったことは、
中小建売業者が進む道とやはりこれからは建売
業界もマーケティングの時代だということ。
 
あなたの商品の価値をどうやって伝えていくか
そのために消費者との関係性をどう強化していくか
 

それがポイントだと思いませんか。