時代遅れな売り方していませんか?


時代遅れな売り方していませんか?

最近、日増しに売れない・・・という
話を聞くようになりました。

その一方で、順調に売上を伸ばす業者
さんもいます。

その違いは何か?
ということですが、

いろんな違いはありますが、
その中で経営者の時代認識の違い
というのを感じることがあります。

今日は、時代認識についてお話ししま
しょう。

実は、売れる商品や売り方は時代によっ
て違います。

それを間違えると時代の波に乗れません。
多くの売れないと嘆いている業者さんは
時代認識が間違っていることがほとんど。

昔、自分がうまくいったやり方を
時代が変わってもやりつづけているため
売れなくなっているのです。

では、戦後日本経済がどのように変わっ
てきたか簡単に見ていきましょう。

まず、1960年代後半ですが、
これは「導入期」と呼ばれる時代。

戦後日本経済がもっとも伸びた高度成長
の時代です。

この時代は商品の普及率が低く(物がない
時代)流通の主役は百貨店でした。

その時代の売り方は、イメージを訴求する
売り方。水着モデルを掲載するチラシが
多かった時代です。

やがて70年代後半に入ると「成長期」
を迎えます。この時代の主役は量販店。

幅広い品揃えと安さが求められた時代で、
ダイエーやイトーヨーカドーが一気に伸び
た時代です。

そして90年代に入り、
バブルの崩壊を迎えます。

この時代は、需要と供給が逆転する
「物あまりの時代」。

ディスカウトストアと呼ばれる勢力が
主役となる安売りの時代です。

100円均一ショップなどが生まれた
のもこの時代で、価格訴求が重要な
セールスポイントとなった時代です。

その後、2000年になった頃から
バブル崩壊も収束し価格訴求だけでは
売れない時代になってきました。

そこで出てきたのが価値訴求です。

価値訴求とは、価格に対してどれだけ
の価値があるか、ということをわかり
やすく訴えること。

安さだけではなく、こだわりや品質
なども訴える必要がでてきたのです。

さらに、様々な不祥事や事故の発生で
安心感や、親近感、そして経営者やス
タッフの人柄などお客様との関係性も
商品を選ぶ際にプラスアルファの要素
として重要になりました。

つまり、単なる価格訴求だけではなく、
お値打ち感や安心感、親近感、さらに
は限定感や特別感などの演出も必要に
なってきたということです。

実は、売れないと嘆いている経営者は
ここを理解できていません。

ひとことで言えば
時代遅れな売り方にとらわれているの
です。

時代の流れにそった売り方をしないのは、
川を逆向きに泳ぐようなもの。

どんなに一生懸命泳いでも
ほとんど前に進みません。

大切なことは、時代の流れ(川の流れ)
にそって泳ぐこと。

そうすれば、少ない体力でたくさん
泳ぐことができます。

あなたの時代認識は
今の時代にアップデートされていますか?

時代は刻々と変化しています。

たまには見つめ直すことも必要です。