売れる商品企画のつくり方。


コンサルティングをしていると
よく聞かれる質問があります。

そのうちのひとつが、

どんな商品をつくったら売れるので
しょうか?

という質問です。

漠然とした質問ですが、
要するに、商品企画のことでしょう。

外観や間取り、インテリアなど
どんな建物をつくったらもっと
売れるようになるのか

ということなのですが、
実は、そんなに難しくありません。

もちろん、自社でヒット商品を開発
しようと思うと大変です。

最新のトレンドや
お客様の趣味嗜好の調査をするだけ
で莫大なお金がかかります。

その上、
そんなお金をかけて商品開発しても、
売れる保証はありません。

では、どうしたら
売れる商品が開発できるのか?

答えは、
大手ハウスメーカーの商品企画をパクる
ことです。

パクるという言葉は、
品がありませんが、
そのエッセンスを真似するということ。

住宅展示場に行って、
それぞれのハウスメーカーの最新住宅を
見てくることです。

大手ハウスメーカーは、
莫大なお金と人員を使って市場調査して
商品を作っています。

その上、
住宅展示場という比較されやすい場所で
実物の家を展示して集客しています。

これほどわかりやすい実験はありません。

もしあなたが商品企画の担当なら、
週末の住宅展示場に行って、どの建物が
人気なのかをじっくり調査することです。

そして一番人気の建物をじっくり見て
くることです。

どんな外観で、どんなインテリアか、
住宅設備はどこの、どんなものを利用
しているのか、間取りの特徴は?
など、すぐに真似できるレベルまで調べ
つくすことです。

そうすれば、お金をかけることなく
簡単に売れる商品がつくれます。

そんなの邪道じゃないか、
という批判もあると思いますが、
これこそが中小企業のとるべき戦略。

自社で商品開発するのは、
大手になってからで十分です。

実際、これと同じ戦略は
あの松下幸之助氏もとっていました。

松下電器の別名は、マネシタ電器。

松下幸之助氏ですら、
うちの商品開発部は品川にあると
いって、ソニーの真似をしている
ということを公言していたくらいです。

中小の建売業者が、
大手ハウスメーカーの真似をしても
バチは当たらないでしょう。

大切なことは、
徹底して真似すること。

大手ハウスメーカーの商品企画を
中途半端に真似するのではなく
徹底的に真似することです。

そうすることで、
ヒット商品も
ヒットする商品の作り方も
わかるようになってきます。

あなたは最近住宅展示場に行って
いますか?

ヒット商品を作りたいなら
住宅展示場マニアになるのが一番の
近道です。

お試しください。