チラシの時代。


顧客からの依頼で広告をつくることが
あります。

大抵は、売れ残り物件。
完成してから1ヶ月、2ヶ月売れてない
のは当たり前。なかには、半年、1年と
いう物件もあります。

いわゆる不良在庫と呼ばれるものですが
売れない理由は、いろいろ。

物件に原因がある場合もありますが、
広告に原因がある場合も多々あります。

広告に原因がある場合というのは、2つ。
ひとつは、物件の魅力が伝え切れていない
場合。そしてもうひとつは、広告自体され
ていない場合。

意外と多いのが広告自体がされていない
場合。売主自身が広告不可でレインズに
登録していたり、仲介業者が売れないと
判断して広告してくれなかったり。

どちらにせよ、その物件があることすら
世間に認知されていないという状態にな
っていることが少なくありません。

こんな場合は、細かく物件の魅力を探し
出して、丁寧に伝える広告をつくること。
そして、そのチラシを近隣に撒くことで
大抵は解決します。

物件の価格が高いか安いかは、お客様
が決めること。

まず最初にやらなければいけないことは
市場に出すこと。広告して見てもらうこ
とが重要です。

ターゲットするエリアのお客様全員が
その物件のことを知っているという状況
を作り出すのが先決。

その上で、反応が全くないのなら
値下げやイベントなど次の方法を考えれば
いいのですが、大抵はこれができていま
せん。

ちょっと、売り出しをやっただけ。
2、3回チラシを撒いただけ。
それだけで、売れないと判断している。

はっきりいって、その程度であきらめる
ようでは、売れるわけありません。

最近は、インターネットの流行で特にその
傾向が強くなったようです。

新聞折込もしない。
ポスティングもしない。
集客はインターネットだけ。
そんな仲介業者が増えています。

確かにインターネットを利用するお客様が
多いのは事実ですが、

インターネットゆえの問題もあります。
それが、情報の見つけにくさ。

昔、「楽天迷子」ということばがありまし
たが、

要するに、楽天で商品を探そうとしても、
情報が多すぎてどうやって探したらその商品
に辿り着くか、売主でもわからないという
状態。

ネット上に莫大な情報が流れているため、
どんなキーワードで、どんな検索エンジン
を利用すればいいのかわからない。

欲しい情報に辿り着く間に、
迷子になってしまうという状態です。

そんなネット上の問題を改善する手取り早い
方法がチラシです。

チラシならすぐにあなたの物件を知って
もらえます。

理想的な状態は、地域のお客様全員にチラシ
を見てもらうこと。そのための方法を考える
ことです。

株の格言に、
「人の行く裏に道あり花の山」
という格言があります。

簡単に言えば、
他人と同じやり方をしていては儲からない
ということ。

同業者がインターネットだけに注目している
今こそ、アナログなやり方が効果的だという
ことです。

あなたの会社はチラシを活用していますか?

時代がデジタルに進めば進むほど
アナログの良さが見直されます。

これからはチラシの時代かもしれませんよ。