急成長の秘密は、マーケティング力。


エアウィーブって商品をご存知ですか?

あの浅田真央選手が使っているという
ことで一躍有名になった敷きマットです。

あの商品の勢いがスゴイ。

最近は、坂東玉三郎までCMに起用して
売り上げを伸ばしているようで、

2014年の年商は、約130億円になると
いいます。

とりわけすごいのが、
2011年から2014年までの売り上げの
増加。

2011年は、年商が約11億円でしたから
わずか3年で10倍以上に売り上げが増え
たことになります。

もともと、この会社は、
株式会社中部化学機械製作所という名前
でクッション材・リサイクル商品の製造
及び販売をしていた会社。布団のメーカ
ーではありません。

創立は、平成16年11月。つまり、
わずか8年で年商130億円企業をつくり
あげたことになります。

すごい会社は間違いないのですが、
商品は、というと

布団販売のプロに言わせれば
悪くはないけど、最高の商品ではない
というのがよく聞かれる意見です。

もっといい商品は山ほどある、
というのが布団販売のプロの意見。

やっかみもあるのでしょうが、
実際、私が試した感じも同じ意見。
好き嫌いがはっきり分かれる商品です。

では、なぜこれほどまで
短期間で爆発的な売り上げを上げる
ことができたのか?

それは、
広告を含めたマーケティング戦略です。

最大のポイントは、
2011年に浅田真央選手とブランド
アンバサダー契約を結んだことでしょう。

当時の年商はわずか数億円という時代。

そんな中小企業が浅田真央選手と
ブランド契約を結ぶというのは社運を
かけた一大事だったと思います。

しかし、この経営者にはそれが将来に
何を及ぼすのか見えていたのだと思い
ます。

そして今が攻めの時。
一気呵成にCM展開をして認知度を高め
ブランドを確立して売り上げを伸ばして
います。

エアウィーブの社長の経歴を見ると

1983年名古屋大学工学部卒業、
慶應義塾大学大学院でMBAを取得、
その後スタンフォード大学大学院へ
留学し修士課程を修了とあり、
まさにマーケティングのプロ。

常にマーケティング的思考でビジネス
を見ていたのだと思います。

では、建売業界はどうかというと、
このマーケティング的発想というのが
ほとんど見られない。

マーケティングを巧みに利用している
のは、大手不動産会社とパワービルダー
だけ。

残念ながら他の企業は、
マーケティングを活用しないで戦って
いるのが現状です。

裏を返せば、
広告宣伝やマーケティング戦略などを
徹底的に駆使すれば、エアウィーブの
ような会社をつくることは決して難し
くないということ。

年間数棟の建売業者が
年間数百棟の規模になるのは
そんなに難しい話ではないということ
です。

マーケティング的な発想がない業界に
マーケティング的な発想を持ち込む。

同業他社が気がついていない分野だか
らこそ、大きな違いを生み出すことが
できる分野です。

エアウィーブは、確かにいい商品です。
しかし、最高の商品ではありません。

それにもかかわらず
これだけの成長ができたのは、
マーケティング戦略がしっかりしていた
から。それに尽きます。

あなたも建売業界でエアウィーブのような
会社をつくりませんか?

同業他社が気づいていない今なら
小さな会社でも十分戦えますよ。