会社が倒産する原因とは?

建売業界というのは、浮き沈みの
激しい業界です。

時代の波に乗れば、あっという間に
ひと儲けできますが、

時代の波が去ると、あっという間に
破綻してしまう。

一斉を風靡した会社がいつの間にか
いなくなってしまう、ということは
よくあることです。

一説には、
5年以内に会社が倒産する確率は85%、
10年以内に倒産する確率は93%とも
いわれます。

これは、
世の中にある会社全体の統計ですから
私たちの肌感覚とは違う気もしますが、
人知れず退場している会社が多いとい
うことでしょう。

退場する会社の原因についてですが、
これも統計があります。

その統計によれば、
破綻原因の90%がスキルや知識不足。
そしてその70%が弱点を解析しなかっ
たり、無視したことによるものだそう
です。

言われてみると、
経営者の知識やスキルというのは、
かなり昔のものであることが多いよう
です。

自分がはじめて勤めた会社で教わった
やり方をそのまま自分の会社でやって
いる、そんな経営者がほとんど。

もちろん、創業時はそれでいいので
すが、それからアップデートしてい
かなければなりません。

それが、忙しい、面倒、順調だから今
のままでいい、という理由でアップデ
ートされない。

そして
徐々に時代の波からずれてしまう。

気がついたときには、
時代錯誤な商品をつくり、
時代錯誤な売り方をしている。

残っているのは、プライドだけ。
昔の面影に慕りながら細々と生きてい
るという会社も少なくありません。

実際、経営者の知識や経営感覚という
ものは、意識して磨かなければ年齢と
共に落ちていきます。

住宅を購入する人の年齢が、30代だと
すれば、経営者の年齢が50代になれば
彼らの気持ちがわからなくて当たり前。

それでも第一線で活躍するとなれば
それ相応の努力が必要です。

何より大切なことは、
心の柔軟性。

新しいモノや知識を素直に吸収して
試せる素直さです。

これが年齢と共に失われていく。

昔は良かった・・・
俺はこのやり方でやってきた・・・
そんなプライドを自ら取り去る勇気。

それさえあれば、
いつまでも成長し続けられます。

あなたの知識やスキルはいつの時代の
ものですか?

知識やスキルはパソコンと同じ。
時代の変化に応じてアップデートが
必要ですよ。