時代が変わり始めた?


経営者の仕事のひとつに、時代を見る
という仕事があります。

今はどんな時代なのか?
これからどんな時代になるのか?

それがわかっていると
ビジネスはとてもやりやすくなります。

もちろん、世の中には普遍のものも
たくさんありますから、時代によって
左右れてはいけないものもあります。

しかし、中小企業の場合は、
自分たちではどうしようもないことが
たくさんあるのも事実。

景気や税金の問題など国の政策や
世の中のトレンドには逆らえないこと
もあります。

いや、中小企業だからこそ世の中の流
れには逆らってはいけません。

ムダなお金と体力を使うだけ。

賢く生きるにはトレンドに乗ることが
重要です。

先日、面白い記事を見ました。

トヨタ自動車がアルファードという
ワンボックスカーをモデルチェンジし
たのですが、その価格が高騰している
という記事です。

その記事によれば
新型アルファードの価格は、最も高い
価格で703万円。売れ筋のグレードで
すら400万円前後。オプションと諸費
用を加えると500万円程度になるとい
います。

そして、このクルマがバカ売れ(納車
3ヶ月待ち)しているというのです。

新車価格の高騰はトヨタだけではあり
ません。

軽自動車も高騰しています。
最近TVで人気のダイハツのウェイクは、
最高級グレードの支払い総額が250万
円を突破するといいます。

もはら軽自動車と言えない価格。
それでも売れているというから不思議
です。

他にも、マツダのデミオは新型になっ
て、実質40万円の値上げ。

他メーカーの自動車価格もどんどん高
騰しているといいます。

これが何を意味するか?
ということですが、

もちろんこれらの現象だけでは、
トレンドを断定することはできません。

ただ、個人的には
世の中の流れが少し変わってきたの
ではないか? という気はします。

最近のマクドナルドのチキンナゲット
や異物混入問題。

100円ローソンの260店舗閉店問題。

タマホームの大幅業績悪化。

なども考えてみると
今までの低価格志向一辺倒のトレンド
から、徐々に変わりつつある、そんな
気がしてなりません。

実際、あるパワービルダーの現場です
が、立地、価格、共に申し分ないにも
関わらず全く売れていない現場があり
ます。

それに対して、
場所はいいけど価格は高めという現場
の売れ行きがいい。

そんな事例がチラホラ見受けられはじ
めました。

もちろん、
消費者の年収は依然として下がり続け
ていますから、低価格物件に対する需
要はこれからも続くでしょう。

しかし、低価格だけでは売れないとい
うトレンドも生まれてくるはず。

そこに早めに気づけば
ライバルより頭一つ抜け出すことがで
きます。

あなたはこれからの時代
どうなると思いますか?

真剣に考えるべき時期かもしれません。