お客様の声を信じるな!


たまに、
「うちは建物はいいから、
 見てさえもらえれば売れるんだけど…」

という建売業者さんがいます。

自社の建物に自信があるのは
いいことですが、

本当に現状に満足していいのかは
別です。

大切なことは、お客様が満足している
かどうかということ。

お客様が本音で満足しているといって
いるのかを確かめる必要があります。

そのため、できる業者さんは、
お客様の声を集めます。

アンケートやインタビューなどで
お客様の声を聞こうとします。

それ自体は、とても重要なことなの
ですが、

実は、これには落とし穴があります。

それは、そのお客様の声が本音かどう
かわからないということです。

お客様の声自体は、ホームページや
チラシなどいろんな媒体で二次利用
できますから、集めることは重要なの
ですが、

そこで語られていることが、本音か
どうかはわかりません。

むしろ、お世辞であることの方が多い。

実際、私たちもレストランで頼んだ
料理がまずくても、面と向かっては
何もいわないように、

いやむしろ、
お料理いかがでしたか?と聞かれたら、
とっさに「おいしかったです」と答える
ように、お客様もその場を取り繕うため
に、無難な回答しかしないということは
よくあります。

だから、本当のところはわかりません。

では、どうしたら自社の物件の実力を
知ることができるでしょう?

2つの方法があります。

ひとつは、あなた自身が売れてる建売
住宅の建物をたくさん見ること。
そして客観的に判断できるようになる
こと。

もうひとつは、
客観的に評価できる専門家に見てもらう
ことです。

最初の方法は、現実を知る上では最も
効果的な方法です。

ただ、実際にライバルの物件を見に行く
というのはなかなか大変。できている
業者さんは、あまりいません。

となると、有効なのは客観的に評価で
きる専門家に見てもらうことです。

費用はかかるかもしれませんが、
売れてる建売住宅をよく知っている人
を探して、あなたの物件とどこが違う
のかを具体的に指摘してもらうことです。

そして、違いを明確にし、
より満足度の高い商品をつくり込んで
いくことです。

大切なことは、
常に客観的な評価を受けるということ。

自己満足は危険ですよ。