いつまでギャンブルを続けますか?


日経平均が15年ぶりに2万円を突破した
というニュースが駆け巡っています。

まるで、好景気がやってきたかのような
騒ぎ具合ですが、株をやらない私として
は実感はありません。

むしろ、不景気の足音の方が心配。
消費税増税後の家庭の消費支出は下がり
っぱなし。

建売住宅の売れ行きも、全体としては
下がり気味。絶好調という会社は少なく
なってきています。

株高は、輸出企業を中心に業績のいい
企業が増えたからとはいいますが、
逆に輸入商品は値上げラッシュ。

儲かっている輸出企業が相当な賃上げを
しない限り個人消費は増えそうにありま
せん。

それにもかかわらず、株価は上がりっ
ぱなし。実体経済と株式市場の乖離が
見て取れます。

そんな株式市場ですが、
うまく稼いでいる人がいることも事実。

昔のように単純に企業業績だけで判断
できない株式相場でも、長年の勘と経
験で稼いでいるようです。

実は、建売業界にも株と同じように
稼いでいる人がいます。

土地を株に見立て、
あの土地は安い、あの土地は高いと
割安な土地を探す人たち。

割安な土地を探すこと自体は何も問題
ないのですが、

いや、むしろ企業としてはやらなければ
ならないことですが、

問題は、割安な土地を探すことだけに
終始すること。

つまり、株を土地に変えて相場をはって
いるだけの業者さんが多いことです。

もちろん、それで売れれば問題ないの
かもしれませんが、それはビジネスと
いうよりギャンブル。

儲かるときは儲かりますが、
失敗すると取り返しのつかないことに
なりかねません。

ビジネスはギャンブルだと言ってしまえ
ばそれまでですが、

ギャンブル的な要素を少しでも減らす
のがビジネスとも言えます。

勘と経験に頼って、
儲かりそうな土地を買うだけでは、
あまりにもリスクが大きすぎます。

会社にとって大切なことは、
土地購入のリスクを減らす仕組みがある
かないか。

リスクを減らすノウハウを持っているか
どうかということ。

あなたの会社には、
ギャンブルをビジネスに変えるノウハウ
がありますか?

それを持たない限り、
ギャンブルはギャンブルのまま。

いつか負ける時が来ますよ。