在庫物件を売り切るための王道とは?


在庫物件で悩んでいる建売業者さんは
結構あります。

完成して3ヶ月、4ヶ月は当たり前。
半年近く売れない物件も珍しくありま
せん。

値下げして売れば売れるのかもしれま
せんが、値下げにも限界があるもの。

逆に、少し余裕のある建売業者さんは
損するくらいならしばらく持っていよ
う・・・とあえて、そのままの価格で
持ち続けることもあります。

問題は、どうやって売るか。

ただ売れるのを待つというのは、
ビジネスとしては・・・。

運を天に任せるようなものですから
ギャンブルと変わりありません。

しかし、営業経験のない建売業者さん
にとっては、どうしたらいいのかわから
ないというのも事実。

そこで、誰にでもできる在庫物件の売り
方をお教えしましょう。

それは、オープンハウスです。

なーんだ、オープンハウスかと思われた
方も多いと思いますが、オープンハウス
は住宅販売の王道。

効果があるからずーっと利用されている
のです。

特に、完成物件ではこれを利用しない手
はありません。

ただ、完成した直後は仲介業者も頻繁に
オープンハウスをしてくれるのですが、
売れ行きが悪いと、徐々にその回数は減
ってきます。

ましてや、3ヶ月も売れないとなると
売れない物件の烙印が押され、仲介業者
も積極的にはやってくれません。

そして、どんどんその物件の存在は薄く
なっていきます。

そうなると悪循環。

物件自体の存在感がないのですから、
売れるわけはありません。

解決策は、ただひとつ。
存在感を示すこと。

ここに売り出し中の家があるということ
を世間に知らしめることです。

この話をすると多くの建売業者さんは
売れないみたいで恥ずかしい・・・
売れ残りをアピールしているみたいで
もっと売れなくなるんじゃないか・・・
と心配されますが、

心配は無用。

購入するお客様はそんなことは気にして
いません。

気にしているのは、売主と仲介業者。
そして、買わないお客様だけ。

本当に買う人は、
売れ残りであろうとなかろうと
自分に必要かどうかで判断します。

だから、売れるまで積極的にアピール
すること。

売れないのは目立っていないからだ
と思い続けることです。

やり方はいたって簡単。
ロードコーンに現地案内の矢印を付けて
道路に置いて、物件まで誘導するだけ。

そして、建物内で待機しておくだけです。

担当者の仕事は、
窓を開け、風通しを良くして
一日中、物件の掃除をすること。

それだけです。

必要なことは、ピカピカに掃除しておく
こと。それだけ。

営業は必要ありません。
来場したお客様に気持ちよく内覧して
もらえばそれで大丈夫。

営業に不慣れな担当者がつまらない営業
をして嫌われるよりは、何もしない方が
かえって効果があります。

もちろん、お客様の質問に関しては答え
るのは当然ですが、自社の物件であれば
大抵は答えられるでしょう。

価格交渉や住宅ローンについて聞かれれば
知り合いの不動産会社の担当者を紹介しま
すといえば大丈夫。

あとは、仲介業社に任せておけば
彼らがなんとかしてくれます。

大切なことは、
あなたの物件が売り出されていることを
世間に知らせること。

徹底的に知らせること。

そのエリアの人全員が、その物件について
価格も間取りも知っているくらいに告知す
ることです。

騙されたと思って徹底してください。
驚くほど効果ありますよ。