ありきたりの物件をお金をかけずに差別化する方法。


「いわた書店」という本屋さんを知って
いますか?

以前、テレビでも放送されたことがある
ので、ご存知の方もいるかもしれません。

いわた書店とは、人口約18,000人北海道
砂川市にある小さな書店。

今、この書店のサービスが全国から注目
されています。

そのサービスとは、社長である岩田徹さん
自らが、その人にあった1万円分のおすすめ
の本を送る「1万円選書」というサービス。

全国から注文が殺到し、
現在では650人待ち。

行列ができる本屋さんとして一躍有名に
なりました。

選書の流れは、
まずお客さんに「最近読んだ本」を教えて
もらい、その本の感想を「◯、X、△」で
評価してもらいます。

他にもよく読む雑誌など、いくつかの簡単
なアンケートに答えてもらい、

そのアンケートをもとにお客さんが喜んで
くれそうなものを考えて、1万円分の本を
送るというものです。

このサービスの始まりは10年前、
高校同窓の先輩の前で書店業界の厳しい状
況を話した時のことだといいます。

「それじゃあ面白そうな本を見繕って送っ
てくれよ」と数人の先輩から1万円札を渡
されたのがはじまり。

病院長、裁判長、社長といった面々だった
そうで、緊張し、なぜこの本を薦めるのか
手紙を添えて送ったといいます。

いわた書店のすごいところは、
ありきたりの商品をサービスを追加する
ことでどこにもない商品に変えたところ。

書店で扱う本はどこで買っても同じです。
そのため、品揃えが豊富なアマゾンや大型
書店が圧勝し、街の小さな書店に勝ち目
はありません。

書籍販売のビジネスでは大量生産のモノ
しかないので、商品で他社と差別化は出
来ません。

そこに「あなたのために1万円分の本を選
びます」というサービスの要素を加えると
従来の大型書店の品揃えやアマゾンの利便
性とは全く違うビジネスになるということ。

選択された本はアマゾンで買えるモノでも、
店主が選んだ1万円分の本の選択と組み合わ
せは、他の誰も提供できないサービスにな
ります。

これはそのまま建売住宅の販売にも応用で
きます。

つまり、パワービルダーと同じような商品
でもプロのサービスを付加することで全く
違う商品に変わるということ。

パワービルダーが対応できないようなサー
ビス、例えば、建築士との間取り相談や
セミオーダー化などを追加することで、
差別化されたオンリーワンの商品がつくれ
るということです。

あなたの商品には、いわた書店のような
差別化ポイントがありますか?

もしないのであれば、
プロとしてのサービスを追加しましょう。

それだけで
ありふれた商品がオンリーワンの商品に
変わります。お試しください。