お金をかけずに売れる商品企画を得る方法。


三井ホームの新商品が好評らしい。

新商品は「SONOMA(ソノマ)」。

暮らし方から考えるオーダーメイドを
コンセプトに、30~40歳代前半をター
ゲットに、同社の30歳代社員が中心と
なって、社員自身が“住みたい家”を開発
したといいます。

無理をせず等身大で生活する。
しかし自分の好きなことにはとことん
こだわる、という価値観を重視した商品
とのこと。

SONOMAは、雄大な森林資源に恵まれ、
木に囲まれたナチュラルな生活イメージ
を持つ、アメリカ・カリフォルニア州
ソノマがその名の由来。

開発過程ではカフェ90店舗をリサーチし、
豊かな緑と木々の温もりのあるナチュラル
な空間で、好きなものに囲まれながら自然
にそのままの自分を楽しむ暮らし方を提案
しています。

特徴は、北米のレッドシダーの内装材や
北欧パインの木製サッシ、国産材の木製
バルコニーなど、さまざまな“木”を取り
入れたインテリアと外観。

木や鉄、タイルといった自然素材を複数
組み合わせることでトレンドとスタンダ
ードをとりこんだデザインとしています。

また、新世代のライフスタイルに合わせ
た“フリーアドレスな住まい方”の提案と
して、家族が自然と集まるアクティブダ
イニングを採用。

必ずダイニングを通るよう、家の中心に
ダイニングを配置。

カフェ風の大きなテーブルを置くことで、
家族が自然と集まる場を創出しています。

さらに、家族とのコミュニケーションを
大事にしつつ、一人の時間も楽しむこと
ができるプライベートスペースとして、
ガレージライフを実現できる玄関脇の土
間空間「プチ・ガレージ」や趣味や仕事、
休息空間となる「プチ・リュクス」を導
入しています。

建売住宅に対する不満のひとつは、
企画力のなさ。

万人受けを狙っているせいか、
どこも似たり寄ったりで個性がありま
せん。

コストの問題などいろんな理由がある
のでしょうが、最大の問題は経営資源。

新しい企画を提案できる人材や調査費
などお金がないことです。

それなら、どうすればいいのか?

答えは簡単です。
大手ハウスメーカーをパクること。
そう、真似することです。

何から何まで真似する必要はありません。
コンセプトを真似するのです。

例えば、三井ホームのSONOMAであれば
アクティブダイニングというコンセプト。

これなら、間取りを少し変えるだけです
からすぐに応用できます。

自然素材のインテリアと組み合わせて
カフェ風にすれば他の建売住宅との差別
化も可能。

モデルハウスに大きめのダイニングテー
ブルを設置すれば雰囲気もでます。

このようにして、大手を利用する。
コンセプトをいただくというのは中小建売
業者としては絶対にやるべきこと。遠慮す
る必要はありません。

大切なことは、常にアンテナを張って
おくこと。大手ハウスメーカーの動向
を知っておくこと。

それさえできれば、
最小限の費用で最新のコンセプトをいつ
でも入手できます。

お試しください。