レスポンスデバイスって何?


わが家の近所にはクルマ屋さんが多い。

大手のディーラーはもちろん、中古外車
を扱うクルマ屋さんが数え切れないほど
あります。

第三京浜や東名高速から近いというの
もありますが、道が広く空き地が多い
のもその理由。

クルマ屋さんにとっては競争の激しい
エリアです。

そんな競争の激しいエリアで、比較的
好調そうな中古車屋さんがあります。

中古ベンツを専門に扱う会社。
犬の散歩コースなので毎日のように
その店の前を通るのですが、魅力的な
クルマが多い。

クルマはベンツのみ。
それも色は白、黒、シルバーだけという
こだわりよう。

その上、クルマはいつみてもピカピカ。
8年落ちというクルマも少なくありませ
んが古臭さは感じさせません。

どれをみても新車そのもの。
ホイールや品のいいエアロパーツで
高級感を演出しており、
これなら売れるなぁと思ってしまいます。

ただひとつ難点があるとすれば、
クルマを保管してある駐車場に連絡先が
ないことです。

店舗にクルマは数台展示してあるのですが
多くのクルマは数カ所の駐車場に保管して
あります。

たぶん、インターネットかホームページ
で宣伝しているのでしょう。

そこから問い合わせのあったお客様を
店舗に誘導して、試乗してもらって購入
させるというパターンなのですが、保管
してある駐車場が無策。

価格や仕様などはわかるようになって
いるだけにもったいない。

本来であれば、保管してある駐車場に
看板を立てて、会社名と連絡先がわかる
ようにすべきです。

連絡先のことをマーケティング用語で
レスポンスデバイスといいます。

電話番号や会社の住所、ホームページ
のアドレス、メールアドレス、QRコード
などが挙げられますが、これをわかり
やすく掲載するのが鉄則。

連絡先は少しでも多く掲載しておくと
いいというのが常識です。

このクルマ屋さんも、保管してある駐車
場にレスポンスデバイスを掲載しておく
ともっと売上は上がることでしょう。

なぜなら、レスポンスデバイスを掲載
することで、単なるクルマの保管場所が
クルマの展示場に変わるからです。

これは建売住宅の現場でも同じこと。

建売住宅の建設現場、完成現場に
問い合わせ先(レスポンスデバイス)を
掲載しておくのとおかないのでは成約率
は明らかに変わります。

特に住宅の場合は、近隣のお客様が購入
することが多い。

だからこそ、すぐに問い合わせができる
ようにするのは絶対にやっておくべきこ
とです。

あなたの建売現場には、問い合わせ先
がわかるように掲載してありますか?

もし記載してなければ今すぐ記載しま
しょう。

それだけで成約率は上がりますよ。