写真を見ればヒット商品ができる。


大手旅行代理店の近ツーを擁するKNT
—CTホールディングスが外国人観光客
向けに旅行で撮った写真を投稿するキャ
ンペーンを開始しました。

訪日外国人向けの旅行商品の販売サイト
「TABEE JAPAN」で、インス
タグラムと連動したキャンペーン「あな
たが知ってる日本」をテーマに観光地で
撮影した写真を投稿してもらうという企
画です。

目的は、キャンペーンで集めた写真を外
国人向けのツアー作りに生かすこと。

具体的には、国籍や年齢など写真を投稿
した人の属性と写真の内容との関係を分
析して、外国人にとっては魅力的だが、
日本人が気づいていない観光地を見つけ
出すこと。

これによって、観光地が見せたいものと
外国人観光客が見たいものとのギャップ
が埋められると考えているようです。

確かに、旅行の価値を見つけるのは大
変。ましてや、外国人ともなると文化や
言葉の違いもあり、彼らが何に感動する
のかを把握するのは容易ではありませ
ん。

逆に、彼らが感動するポイントをあらか
じめ知ることができれば、人気ツアーを
つくるのは簡単。大きな売上につながり
ます。

そこで、この旅行会社が考えたのが写真
投稿サイト。彼らが撮った写真を投稿し
てもらうことで外国人の価値ポイントを
把握しようとしたのです。

ポイントは、観光客は感動したら写真を
撮る。観光客は記念に残しておきたいも
のを発見すると写真を撮るという、観光
客の習性に着目したことです。

つまり、旅行の価値は写真に表れるとい
うこと。写真を見ればその人が何に感動
し、何に価値を見出しているかがわかる
ということです。

これは大きな発見です。
なぜなら、人の価値観を把握することは
容易ではないからです。

私たちビジネスマンにとって一番重要な
ことは、お客様が何に価値を見出すのか
を知ること。

それさえわかれば、ビジネスの8割は成
功と言っても過言ではありません。

それが、旅行会社なら旅行者の写真を見
えれば簡単にわかります。

これはそのまま建売業界でも応用できま
す。建売業界であれば、購入したお客様
がどんな場面で購入して良かったと思う
かが把握できれば同じようなお客様を取
り込むことができます。

それが写真でわかれば一目瞭然。
写真ならホームページやチラシ、DMなど
にも利用できますから、訴求効果も抜群
です。

あなたもこの旅行会社と同じようにお客
様が感動している写真を集めてみません
か?

写真を分析するとヒット商品の作り方が
わかります。お試しください。