私が10年通った美容室を変えた理由2。


10年通い続けた美容室を変えた、という
話をしましたが、その続き。

で、どこに変えたかというと床屋さん。
the barberという床屋です。

以前から興味があったお店ですが、
きっかけがなくて行けませんでした。

今回、行くきっかけとなったのは未来シ
アターというテレビ番組。その中で、オ
ーナーのヒロマツダさんが紹介されてい
たからです。

ヒロマツダさんというのは、1978年全国
理容競技大会で優勝し国際大会などでも
グランプリを獲得した人。

2003年にはその道の第一人者に贈られる
現代の名工を受賞した人です。

順風満帆のように見えるヒロマツダさん
ですが、実は大きな挫折を味わっていま
す。

それが拡大路線。

14店舗、従業員120人を抱えるまでにな
ったお店ですが、次第にサービスの質が
低下し客足が途絶え、60歳で全店舗閉店
という憂き目にあっています。

しかし、それでもついて来てくれたスタ
ッフのために2006年「THE BARBAR」を
創業。究極の床屋を目指して再出発を切
ったのでした。

新しいお店のコンセプトは、床屋に行か
なくなった男性と、美容院に行きにくく
なった男性の癒しの場。

ヒロマツダさんによれば、
男性がどうして床屋に行かなくなったか
リサーチすると、多くの人が「床屋には
ダサいイメージがある」「シェービング
が痛い」「オーナーがおしゃれじゃな
い」・・・というような理由があるそうで
す。

ということは、それら全てを改善すれ
ば、男性は床屋に戻ってくるのではない
かと思ったのが、新しいバーバーの形を
考えた理由のひとつだといいます。

実際、お店に行ってみましたが、
かなり洗練された床屋です。

まず第一に高級感がある。
価格は、5,000円〜と通常のお店より少
し高い程度ですが、店構えもスタッフの
服装も高級店そのもの。

スタッフは全員スーツを着用。
店内では足音を立てないで歩くように教
育されており、他のお店とは一味もふた
味も違います。

他にも、メガネのクリーニングやシャン
プー時には靴も磨いてくれる徹底ぶり。

接客術も心得ており、こちらが話しかけ
れば気持ちよく対話してくれますが、こ
ちらが黙っていると、向こうから話かけ
てくることはありません。

あなたのペースでリラックスしてくださ
いということなのでしょう。

最後には、ドリンクのサービスもありま
した。

まさに、私が今までの床屋に持っていた
不満を解消してくれた床屋。

10年通った美容室に持っていた不満を
解消してくれた床屋でした。

1,000円カットが幅を効かせる床屋業界
で5,000円〜17,000円をチャージできる
のも納得。

新しい客層をしっかり掴んでいるのが実
感できます。

安売りしかできないのは努力が足りない
から。建売住宅もしかり。

高くても売れる、高くても喜んで買って
もらえる、そんな住宅をつくりたいもの
です。