なぜ最新設備を導入しても売上につながらないのか?

 

最新の住宅設備を付けたのに
売上には何も影響がなかった・・・

あの設備を付けると売れると聞いたのに
全然売上が伸びなかった・・・

そんな経験をする建売業者さんがありま
す。売上を少しでも伸ばすために改良を
続けている熱心な建売業者さんです。

いい商品をつくれば売れる、
いい設備を付ければ売れる、
という信念に基づいた行動なのですが
世の中そんなに甘くありません。

確かに、設備を良くすることは重要で
す。新しい商品がどんどん生まれてくる
時代ですから、そこに注目することはプ
ロとして大切なこと。

しかし、
それと売上は簡単には結びつきません。

なぜなら、いい商品、付加価値の高い商
品ほど、使い方がよくわからないからで
す。

あなたも経験したことがあるはずです。
最新の商品を購入したのに最新の機能の
使い方がよく分からない・・・というこ
と。

身近な例でいえば、スマートフォン。
多機能になっていますが、すべての人が
その機能を使いこなしているかというと
決してそうではありません。

むしろ、ほとんどの人がガラケーと同じ
ような機能しか使っていないはずです。

実は、私もそのうちの一人。
ほとんどがメールチェックと電話、
そしてインターネットを見るくらい。

だから今いち、その良さがわからないの
です。

では、どうしたらいいのか?

答えは簡単です。
使い方をわかりやすく教えてあげるこ
と。具体的な使用シーンを提示してわか
りやすく伝えることです。

そもそも新製品は、機能が新しくなって
いるから新製品です。

つまり、今まで使ったことのないような
機能が付いているということ。

だから、その使い方がわからないのは当
たり前。積極的に新しい機能にチャレン
ジできる人とそうでない人に分かれま
す。

そうでない人は、一生その機能には触れ
ずじまい。せっかくの価値を知ることな
く過ごすことになります。

だからこそ、具体的な使い方をやさしく
教えることが重要なのです。

使い方さえわかれば誰でもその価値は実
感できます。

実感できれば、さらに好きになってい
く。そして手放せない状態になり、愛着
が湧くようになります。

そうなればしめたもの。
それを教えてくれたあなたのことも好き
になります。

最新設備は、具体的な利用シーンがお客
様の頭の中でイメージできるかどうかで
その価値が決まります。

設備だけを最新にしてもダメ。
使っているシーンをお客様の頭の中にイ
メージさせられてはじめて導入する意味
があるのです。

大切なことは、
その設備の使い方を具体的に教えるこ
と。やさしく伝えることです。

それができないと
どんなに素晴らしい設備を導入しても意
味がありません。ご注意ください。