私が好きな言葉のひとつに、
人の行く裏に道あり花の山。
というのがあります。
株式投資の格言として有名な言葉ですが
これは私たちのビジネスにおいてもあて
はまること。
一発逆転を狙うときには、頼りになる言
葉です。
とかく経営者は、群集心理で動きがちで
す。しかし、それでは大きな成功は得ら
れません。
他人と同じことをやって、他人よりすぐ
れた結果を出すのは、難しい。
むしろ、他人とは反対のことをやった方
が、うまくいく場合が多いのが世の中で
す。
大勢に順応すれば、確かに危険は少ない
でしょう。しかし、成功者と呼ばれる人
は、誰もやらないことを黙々とやってき
た人たちばかり。
欧米では「リッチマンになりたけれ
ば“孤独”に耐えろ」と教えるのが通
例。人並みにやっていたのでは、人並み
の結果しか得られません。
だから、というわけでもないのですが、
私は建売業者さんに広告することをおす
すめしています。
自社の物件を広告しましょう。
広告禁止はやめましょう。
ということを常々アドバイスさせていた
だいています。
しかし、このアドバイスが受け入れられ
ることはまずありません。
面白いくらい、建売業者さんに拒絶され
るので、最近はますますこのアドバイス
に確信を持っています。
広告についての拒絶反応には、様々なこ
とが考えられます。
やったことがない。
業界の常識と違う。
納得できない・・・等々
いろんな理由がありますが、
ひとつだけ言えることは、この方法は
みんながやらない方法だということで
す。
まさに、
人の行く裏に道あり・・・の裏の道。
つまり、
この道を進むと、花の山に当たる可能性
があるということです。
もちろん、この道の先が花の山かどうか
はわかりません。
花の山がないから、この道を行かなくな
ったのかもしれませんし、理由はわかり
ません。
しかし、行ってみなければわからないの
がこの先。私たちの将来です。
以前は、花の山がなかったけれど今は花
の山になっているかもしれない。
それは、行ってみなければわかりませ
ん。
もちろん、行く人が少ない道ですから舗
装された歩きやすい道ではありません。
当然、それなりの苦労は必要でしょう。
しかし、うまくいけばそれ以上の価値が
ある可能性もあります。
ハウスメーカーは広告を活用していま
す。地方の小さな工務店でも儲かってい
る会社は、必ず広告を活用しています。
しかし、なぜだか建売業界は頑なに広告
を拒絶している・・・。
ココ、攻めどころだと思うのは私だけで
しょうか？
考えてみてください。