競合物件チェックしていますか?


仕事柄、売れない物件を売って欲しいと
いう依頼がたくさんあります。

そこで、売れる方法をいろいろと考える
のですが、正直、なんでこんな物件をつ
くったのだろう?という物件も少なくあ
りません。

つまり、
売れなくして売れない物件をつくってい
る建売業者さんが多いということ。

ひと言でいうと、
あなたならこの物件を買いますか?
あなたなら自分の身内にこの物件を勧め
ますか?という物件です。

なぜこんなことが起きるのか、というこ
とですが、原因は競合物件を見ていない
こと。

せいぜい見ていても販売図面で見ている
程度。実際に現地に足を運んで競合物件
を研究している業者は多くはありませ
ん。

その結果、最初から競合に勝てない物件
をつくってしまう。

売れなくして売れない物件をつくってい
るのです。

もちろん、物件が売れるか売れないかは
需要と供給が大きくかかわってきますか
ら、競合に劣っていても需要がたくさん
あればいずれ売れます。

しかし、それでは時間もかかるし、お客
様の満足度も低い。いいことは何もあり
ません。

それなら最初から競合に勝てる物件をつ
くればいいだけ。決して難しいことでは
ありません。

立地や日当たり、住環境などは変えられ
ませんが、間取りや住宅設備などは競合
を研究すれば十分対応できます。

この部分は負けるけど、ここは勝てると
いう部分をたくさんつくれば、そこの魅
力に共感して買ってくれるお客様は増え
ます。

お客様があなたの物件を選ぶ理由を与え
てあげることが重要なのです。

価格は高いけど、ここが私の理想だった
の、と言ってもらえればしめたもの。

たったひとつでも競合に勝てる部分をつ
くるかどうかで販売状況は大きく変わり
ます。

まずは、競合物件を知りましょう。
競合物件のいいところ、悪いところをす
べてピックアップするのです。

そして競合物件の弱いところを攻める。
競合物件が陳腐に見えるように自社の物
件を磨きあげることです。

そして、その部分を販売図面や広告で強
調すること。勝てる部分で勝負に挑むこ
とです。

あなたの物件には、競合に勝てる部分が
ありますか?

まずは勝てる部分をつくりましょう。
それが、売れ残りを防ぐ一番簡単な方法
です。