目標とする会社、決めていますか?


多くの建売業社さんが売上を伸ばしたい
といいます。

もっと売上を伸ばしたい、
もっと短期間に売却したい、
そんな希望を持っています。

当然のことと言えば当然のことですが、
それに見合った努力をしているか、
というと、・・・???という業者さん
も少なくありません。

なぜ努力をしないのか?
ということですが、何も努力をしたくな
いと思っているわけではありません。

努力の仕方がわからないから努力できな
いだけ、という方が多いのです。

要するに、何をしたらいいのかわからな
いという状態。

努力しようにも具体的に何をしたらいい
のかわからない。

そんな状態では、努力のしようがないの
は無理もありません。

では具体的に何をしたらいいのか?

まずは、目標となる企業を探すことで
す。あなたの会社がこれからどんな企業
になりたいのか?

具体的な企業を選ぶことです。

安い住宅を大量に供給したいのか、
利益率の高い住宅をそこそこ販売したい
のか、まずはそれを決めましょう。

私のオススメは、利益率の高い住宅をそ
こそこ販売する企業。

中小建売業社は今後はこの方向へ向かう
べきだと思います。

理由は簡単。
安い住宅を大量に供給する企業はもう十
分いるから。

今更、パワービルダーに立ち向かって行
くのは無謀すぎます。

ポジション的には、パワービルダーより
高くて、ハウスメーカーより安い価格
帯。

この価格帯の商品を狙うのが賢明でしょ
う。

もちろん、パワービルダーより高い商品
になりますから、価格だけで勝負すると
「咬ませ犬」になるだけ。

価格は高いけど、それ以上の魅力がある
商品だと認知されなければ売れません。

そこで参考にしたいのが、大手ハウスメ
ーカー。とりわけ、大手ハウスメーカー
の中でも価格の高い商品を販売している
メーカーです。

具体的には、ヘーベルハウス。
この会社の営業戦略はとにかく参考にな
ります。

なにしろあの外観。好き嫌いがはっきり
分かれるあの外観の住宅をとびっきりの
価格で販売しているのですからこれ以上
のお手本はありません。

ヘーベルハウスのホームページから広告
の手法。追客のやり方から情報誌の使い
方まで、すべてが計算しつくされている
凄い会社です。

まずは、この会社のどこが凄いかを自分
で確かめること。自社との違いを明確に
することです。

そうすれば、どこを改善したらいいのか
徐々に見えてきます。何を努力したらい
いのかが見えてきます。

当然、会社の規模が違いますからすべて
をマネすることはできません。

だから、できる範囲の小さなことからマ
ネしてみましょう。

それだけで会社の方向性は大きく変わっ
てきます。ホント、勉強になりますよ。