フロントエンド商品を磨け!


以前、あるテレビ番組でグルメレポータ
ーがこんなことを言っていた。

それは、
「おいしいお店かどうか判断するには、
一番安い料理を食べてみるといい」とい
うこと。

高級料理店にしろ、地元の繁盛店にしろ
料理を食べる前にそのお店を判断するの
は難しい。繁盛しているからおいしいと
は限らないからです。

実際、私たちもガイドブックやインター
ネットで探していったお店が予想外にマ
ズいということはよくあること。

特に、テレビで紹介されたお店にはそん
なお店がたくさんあります。

そんな時、少しでも被害?を少なくする
にはお店で一番安い料理を食べるのがい
いと言います。

理由は、一番安い料理にそのお店のクオ
リティーが現れるから。

安い料理でもおいしいお店は当然、高い
料理やコースもおいしい。

でも、安い料理がおいしくないお店は、
高い料理でもそこそこ。期待外れという
ことも少なくありません。

まあ、そんなことをグルメレポーターは
言っていたのですが、これはそのまま私
たちのビジネスにも言えることです。

安い商品のことを、専門用語でフロント
エンド商品といいます。

要するにお試し商品。
安い商品以外にも無料プレゼントや無料
情報などもフロントエンド商品。

フロントエンド商品を置くことでバック
エンド(本当に売りたい高額な商品やサ
ービス)を売りやすくするわけです。

だから、商売がうまい人は最初のお試し
商品(フロントエンド)に力を入れま
す。

なぜなら、フロントエンド商品で満足し
たお客様は安心してバックエンド商品
(高額な商品、サービス)を購入するか
らです。

前述のグルメレポーターのいう安い料理
はまさにフロントエンド商品。これがお
いしければお客様は安心して高額な料理
やコース料理が楽しめます。

これを建売住宅に当てはめるとどうなる
か?

建売住宅のお試し宿泊会はなかなかでき
ませんが、チラシやパンフレット、現地
見学会などはフロントエンド商品として
考えられます。

ということは、そこでのクオリティーが
そのままバックエンド(実際の建売住宅
の販売)に影響するということ。

裏を返せば、フロントエンドを他社と差
別化できるようになればもっと売りやす
くなるということです。

あなたの会社のフロントエンド商品は何
ですか?

フロントエンド商品のクオリティーは他
者を圧倒するものですか?

そこを改良するだけで販売はもっと楽に
なります。お試しください。