進化系ポスティングチラシ。


先日、郵便ポストにある大手不動産会社の

チラシが入っていました。


いわゆる、ポスティングというやつです。


この大手不動産会社は、このポスティングが

集客の柱。徹底しています。


来る日も来る日もポスティング。

専属のパート社員はもちろん、営業マン自ら

もポスティングに励んでいます。


業界トップの仲介会社ですが、やっているこ

とは極めてシンプル。不動産集客の基本中の

キホンです。


そんな大手不動産会社のポスティングチラシ

に変化がありました。


それは、

きれいなカラー写真を用いた今日の献立とい

うコーナーが設けられていたことです。


いつもなら、裏も表も不動産広告なのですが

そのチラシは、表一面が今日の献立。


旬菜レシピとして季節の料理レシピが載って

いました。表面をパッと見ただけでは不動産

会社のチラシとはわかりません。


毎日の献立に悩む主婦であれば、写真につら

れ捨てずに持っていくかもしれません。


少なくとも私は不動産会社のチラシとはわか

らず部屋まで持っていってしまいました。


これが彼らの狙い。

マンションであれば郵便ポストの脇に置いて

あるゴミ箱に捨てられないこと。これが第一

関門です。まずはこれを乗り越えること。

そして部屋でチラシを読んでもらうことが

次の目的です。


そのために考えられたやり方に

まんまと乗ってしまいました。


どんなに素敵な物件でも、どんなに安い物件

でも、それを必要としている人に情報が届か

なければ売れません。


そのためには、チラシを捨てられないこと。

チラシだとわからないようにすること、

それが重要なのです。


そして、それを一番理解しているのが業界

トップの仲介会社。だからこそ業界トップな

のかもしれません。


もちろん、これは消費者の購買心理を利用し

たマーケティング戦略のひとつ。だから理屈

さえわかれば誰でもマネできます。


もしあなたが地域密着で建売住宅を販売して

いるなら、この方法はマネする価値あり。


チラシやポスティングの効果が落ちてきたら

チラシに役に立つ情報を掲載しましょう。


ポイントは、後で読んでみようと思えるよう

なお役立ち情報をメインにすること。


不動産情報は、そのついでに見てもらうよう

にすることです。


大切なのは、チラシをゴミ箱に直行させない

こと。部屋まで持っていってもらうことです。


そこのところ、くれぐれもお間違えなく。