先日、ある著名なコピーライターのセミナー
に参加した時のこと。
ある居酒屋で売上が４倍になったメニューの
話になりました。
そのメニューは、お刺身二点盛り。
どこの居酒屋にもありがちなメニューです。
マグロと白身の魚、もしくはマグロとイカ
を盛っただけの簡単メニュー。
ビールやお酒と一緒に、とりあえずで頼んで
もらえると嬉しいメニューです。
そんなメニューですが、思うようには売れま
せん。それをあるコピーライターがメニュー
名を変えただけで売上を４倍に伸ばしました。
さて、そのメニュー名とは？
それが、「紅白祝い盛り」です。
マグロの赤身と白身（またはイカ）を紅白に
見立てて、おめでたい雰囲気を演出したメニ
ュー名。
メニューには、お刺身の上に金粉が振ってあ
る写真を掲載。その下に、「今日、幸せだっ
た人、明日、幸せになりたい人にお勧めの運
気が上がる一品」と一言。
たったそれだけで、売上が４倍になったと言います。
これと同様のことは、
他にもたくさんあります。
ある焼肉屋さんは、普通の石焼ビビンバを
「恋の石焼ビビンバ」と名前を変えて、
「カップルで食べると幸せになれるという不
思議なビビンバ」として売り出したところ、
これが大当たり。連日若いカップルで大盛況
になったといいます。
これを会社規模でやっているのが、
ヴィレッジヴァンガードという本屋さん。
流行の本は一切置かないという本屋さんです
が、ここはキャッチコピーだけで売るという
伝説の本屋。
もともとは、愛知県の書店だったと思います
が、今や全国規模の書店になっています。
で、何が言いたいのかというと
あなたの物件にもキャッチコピーをつけると
売れるということです。
実際、私たちが商品企画をする時はキャッチ
コピーまで考えて商品企画を行います。
商品の特徴とそれを端的に伝えるキャッチコ
ピー。これがうまく噛み合うと驚くほど簡単
に商品は売れていきます。
逆に、どれだけ商品が良くてもその良さが端
的にお客様に伝わらないと売れないのも事
実。言葉ひとつで、売れ行きは大きく変わり
ます。
大切なことは、キャッチコピーまで考えて
商品企画を練ること。言葉に合わせて商品を
つくり込むことです。
お試しください。