見極め消費の時代がやってきた。


ご存知ですか?

最近、お客様の家さがしの基準が変わってき

ていること。


細かい変化はたくさんありますが、

一番大きな変化はお客様が問い合わせをする

不動産会社の数が減ってきていることです。


SUUMOの調査によれば、

2005年には、平均4.1社に問い合わせをして

いたお客様が、2015年には、平均2.8社にま

で減少しています。


それに対して問い合わせに対する成約率は、

2005年には23.9%だったのが2015年には

34.2%へと逆に上昇しています。


問い合わせする不動産会社の数は減っている

のに、問い合わせした物件の成約率は上がっ

ているということ。


つまり、お客様は事前に不動産会社選別して

その会社で成約する傾向にあるということで

す。


これを見極め消費と言いますが、それが不動

産業界にも現れているということです。


そのため、SUUMOでは新しく接客評価コメン

トという項目を設けました。


簡単に言えば、アマゾンや食べログのような

実際に利用したお客様の評価。5点満点で何

点かという評価がわかるシステムです。


当然、見極め消費をするお客様は、ムダな努

力を嫌いますから、星の評価の高い会社に

問い合わせをするようになります。


こうして不動産会社も評価の高い会社と低い

会社に二極化していくことになります。


もちろん結果は、評価の高い会社の一人勝

ち。まだまだ、本格的な流れではありません

が、今から接客態度を改めている不動産会社

は今後大きく業績を伸ばすことになるでしょ

う。


で、これが建売業者さんにどう影響するかと

いうことですが、付き合う不動産業者の接客

評価によって売れ行きが左右されることにな

ります。


お客様は、事前に選んだ不動産会社に問い合

わせをし、そこで紹介された物件を購入する

傾向にありますから、事前に選んだ不動産会

社の意向が反映されやすくなります。


その会社があなたの物件を積極的に薦めてく

れればいいのですが、そうでないとしたら売

上にも少なからず影響が出るということ。


要するに、接客評価の高い不動産会社と付き

合っていくことが大切だということです。


もちろんこの流れは、不動産会社だけではあ

りません。いずれ建売業者さんにも及んでき

ます。


つまり、建売業者さんも評価される時代にな

るということ。建売会社評価で星いくつ、と

いう時代がすぐそこに来ているということです。


建物だけ建てていればいいという時代ではあ

りません。今からしっかり準備しておきまし

ょう。