何があなたの業績アップを阻むのか?


あなたはこんな昔話を聞いたことがあるで

しょうか?


老人と少年、

そしてロバが街に向っていました。


少年がロバに乗り、老人がその横を歩いてい

ると、通りすがりの人が、


「年寄りが歩いて

子供がロバに乗るなんて恥ずかしい・・・」


と言いました。


2人はその通りだと思い、

今度は老人がロバに乗って

少年が歩くことにしました。


しばらく歩くと、また通りすがりの人が


「ヒドいじゃないか!

あの老人は子供を歩かせているぞ」


と言うので、

今度は2人とも歩くことにしました。


するとスグに誰かが、


「ロバに乗れるのに

 歩くなんてバカじゃないか?」


と言ったので、

2人は一緒にロバに乗りました。


すると、すれ違った人が、


「小さなロバに2人で乗るなんて

 ロバが可哀想だ」


と言ったので

今度は2人でロバを担ぐことにしました。


しかし、橋に差し掛かった時、

疲れ果てた2人は

ロバから手を離してしまい、

ロバは川に落ちて溺れてしまったのです。


さて、この話の教訓は何でしょうか?


それは、


”全ての人の意見を聞くと、

元も子もなくなってしまう”


ということです。


実は、この話と同じことはコンサルティング

の現場ではよく起こります。


業績を上げたい社長と、

今までのやり方を変えたくない社員。


社員も業績を上げたいという気持ちはあるの

ですが、新しいやり方は受け入れたくないと

いう気持ちがどこかにあります。


理由は3つ。


ひとつは、今までのやり方(今までの自分)

を否定されたような気になること。

(感情的な側面)


二つ目は、新しいやり方を覚えるのが面倒な

こと。(技術的な側面)


そして三つ目は、なぜそれをやらなければい

けないのか理解できないこと。

(知識的な側面)


そのため、ついつい新しいやり方に対して

批判的になります。


うまくいかない理由を見つけては指摘する。

それが社内のいたるところで起こります。


実際、新しいやり方ですから、

やる方も不慣れ。


すぐに結果は出ませんから、

余計批判が起こります。


そして、批判を受けてはその部分を改良す

る。また、批判を受けてはその部分を改良

するということが繰り返されます。


結果として、新しい取り組みは元のやり方に

戻されてしまいます。


もしあなたが本当に業績をアップさせたいの

なら、批判を受けても信念を曲げないことで

す。


いろんな人がいろんな思惑で批判をしますが

決して自分を疑わないことです。


善意で批判する人もいます、

悪意で批判する人もいます。


しかし、改革すると決めたらやり抜く気持ち

が大事。やり抜けば必ず成果は出ます。


もしあなたが、改革途中に

ふらふらしているな、と思ったら

この昔話を思い出してください。


全ての人の意見を聞くことは、

何も成し遂げられないということです。