ランキング調査の利用の仕方。

 

幸せに暮らせる街ランキングというのがある

のをご存知ですか?


学研パブリッシングは全国の20~40代の主婦

4,793人を対象にアンケート調査を実施し、

日常生活における幸せ度を、暮らし・家族・

お金・食事&健康、モノ&趣味の5つの指標

で点数化。その統計を元に全国で幸せ度の高

い街をランキングにしました。


トップ10は以下の通りです。


1位 神奈川県藤沢市

2位 東京都稲城市

3位 兵庫県西宮市

4位 東京都三鷹市

5位 愛媛県松山市

6位 福岡県福岡市

7位 奈良県生駒市

8位 茨城県守谷市

9位 愛媛県新居浜市 

10位 広島県広島市


少し意外な気もしますが、

この結果から、今どきの主婦は都心よりも郊

外の生活に幸せを感じているのが読み取れま

す。


学研パブリッシングでは、こうした郊外暮ら

しの充実感を「郊外型ハピネス」と名付けて

います。


郊外型ハピネスについて、マーケティングの

専門家である野口智雄氏(早稲田大学 社会

科学総合学術院)は以下のように解説してい

ます。


「バブル崩壊後の消費動向も影響し、経済的

な豊かさよりも気持ちの豊かさを優先するよ

うになりました。


上位に選ばれた街はいずれも一歩外れた郊外

エリア。これらの街には『自然が身近に残り

歴史がある』『学校など文教施設が充実』

『交通の便が良い』といった共通点がありま

す」。都心よりもゆとりある郊外で自分らし

く過ごしたい、そんな主婦が増えているよう

です」。


特に注目されているのがショッピング機能の

充実だと野口先生は語ります。


「従来、買い物といえば、主婦が近所のスー

パーに一人で行き、日々の買物をするのが一

般的でした。でも今は、週末に家族でモール

に行き、まとめ買いをする。この行為自体が

レジャー化しており、家族のコミュニケーシ

ョンの場にもなっているのです」。

とのこと。


実際、同調査で「自宅やその周りの環境で気

に入っているところ」を聞いたところ、

「大型モール・スーパー・商店街が近いこと」

が47.8%で、「駅に近いこと」(28.9%)を

大きく上回りトップになっています。


で、この調査結果がどのように建売住宅販売

に関わってくるか、ということですが


セールスポイントの発見につながります。


今どきの主婦が何に幸せを感じるのかがわか

れば、それを満たす条件は全てセールスポイ

ントです。


駅から遠くても、近所に大型ショッピングモ

ールがあれば、主婦は幸せと感じるわけです

からそこをアピールすればいいということ。


そういえば、今話題の傾きマンションも大型

ショッピングモールに隣接。すぐそばには、

IKEAもあります。


大切なことは、アンケート調査やランキング

結果からあなたの物件の魅力を高めるセール

スポイントを探すことです。


これは、最新の市場動向がわかるだけでな

く、セールスポイントも見つかる一石二鳥の

方法。意外なセールスポイントが隠れていま

すから、利用しない手はありません。


お試しください。