急成長する会社と停滞する会社の違い。


コンサルティングをしていると

急激に成長する会社と、なかなか成長しない

会社があることに気がつきます。


コンサルティングの内容はどちらも同じ。


同じことをアドバイスされて

一方は、急激に売上を伸ばし、

もう一方は少しだけしか売上を伸ばせない。


私もコンサルティングをはじめた当初は、

「なぜだろう?」

「自分の教え方が悪いからだろうか?」

と悩みましたが、

ある時、その理由がわかりました。


それは、急激に成長できるかどうかは

今までのやり方を捨てられるかどうかに

かかっているのです。


コンサルティングをする時、

まず最初に考えるのは

どこが一番ネックになっているかです。


どんなに優れた技術や

どんなに優れたサービスがあっても、

たった一つ劣っている部分があると

そこがネックになって売上は伸びません。


ボトルネックというもので

ラムネの瓶の細くなっている部分だと思って

いただくとわかりやすいでしょう。


そのボトルネックを太くするだけで

中の水は一気に流れ出します。


要するに、弱みをどれだけ解消できるかで

売上は大きく変わるということ。


そして、その弱みの最たるものが、

今までのやり方に対する固執です。


例えば、販売時期。

ある会社は、販売時期を建物が完成してから

と考えていました。


建物が完成してからの方が売れると自分たち

の過去の経験から判断しているからです。


しかし、私のアドバイスは違います。

販売時期を早くすればするほど売上は伸びる

という考え。


それを実行するかしないかで売上は大きく変

わるのですが、実行できる会社とそうでない

会社があります。


他にも、値下げ販売を止めるということ。

売れなければ値下げすればいいという考えを

持つ建売業者さんがたくさんありますが、

私は値下げは極力しないようアドバイスしま

す。


なぜなら、値下げからは何も得られないか

ら。利益も得られなければ、販売ノウハウも

学べません。そして何より、仲介業者や顧客

の信頼を失うということ。いいことは何もあ

りません。


他にも色々ありますが、

自社の弱みを克服するためには

新しいやり方を試すしか方法はありません。


新しいやり方を試すには、

まず今までのやり方を捨てることが大切。


今までのやり方を維持したまま

新しいやり方はマスターできません。


大切なことは、

新しいノウハウを得ることではありません。


今までのやり方を捨てること。

今までのやり方にこだわらないことです。


時代は猛スピードで変わっています。


これからの時代に必要なのは、

捨てる勇気です。