クリナップに学ぶ、価値の見せ方。


クリナップは、首都圏の旗艦ショールームを

刷新し「クリナップ・キッチンタウン・東

京」として開業しました。


商品を単に陳列、展示するだけでなく、

購入したら実現する暮らしを消費者がイメー

ジできるよう最新技術を使って工夫を凝らし

たのが特徴です。


ショールームを訪れて最初に目に飛び込んで

くるのが、実物大のシステムキッチンを使っ

たプロジェクション・マッピング。


台所収納の中にある調味料や調理器具、食品

や飲料の在庫をスクリーンに映し出した後、

案内役を務めるアドバイザーが画面を操作。

クリナップのシステムキッチンに様々なモノ

が収納できる様子を実演します。


そして、通路を進むと昭和60年代に一般的

だったシステムキッチンが登場します。


開き戸のシンク下収納やつり戸棚の中に、

ぎっしりとモノが詰め込まれ、収納の難しさ

が実感できます。


まず旧型を見せるのは、来訪者に自分がいま

使っている台所を自覚してもらうため。旧型

を見た後に最新のシステムキッチンを目にす

ると、その差は歴然。


すべての引き出しや収納スペースに、鍋や

フライパン、食品の在庫や弁当箱、食器な

ど、実際に台所で使うモノがきちんと納ま

っています。


整理収納アドバイザーが監修した収納は、

すっきりしているけれど、生活感も十分あ

り、実際に毎日使っているキッチンのように

見えます。


また、形状を刷新した「流レールシンク」の

横には、キャベツの千切りを模した食品サン

プルが置かれ、実際にシンクにサンプルを散

らかした後、水を流し、食べ残しや野菜かす

が掃除なしでどれだけ片付くかを実感できる

ようにしています。


今回のリニューアルのポイントは、

「価値の見せ方の改善」です。


今までのショールームが、

「製品を見せる場所」だったのに対し、


新しいショールームは、

「製品を使って実現できる暮らしを見せる場

所」に変わったのが特徴です。


お客様が欲しいのは、商品ではありません。


商品を利用することでどんな暮らしができる

のか、新しい暮らしが欲しいのです。


新しい暮らしを手に入れるためにお金を払

う。だから、商品が売れるのです。


建売住宅もまさに同じ。

家が欲しいのではなく、

新しい暮らしが欲しいから家を買うのです。


ということは、

その建売住宅を買うとどんな生活が実現でき

るのかを伝えることが大切だということ。


クリナップのショールームのように、

どんな暮らしが実現できるのかをわかりやす

く提案することが建売住宅を売りやすくする

ことになるのです。


あなたの建売住宅は、どんな暮らしが実現で

きるのか伝えきれていますか?


ココ、重要なポイントです。