自慢話ばかりしていませんか?

 

つまらない話の代名詞と言えば、自慢話。

人の自慢話ほどつまらないものはありません。

 

サラリーマンなら誰しもが経験するのが、

上司の自慢話。

 

酒の席で語られる上司の自慢話は、

壊れたレコードのように、何度も何度も語ら

れ、聞く方はたまったものではありません。

 

そんな厄介な自慢話。

自分はあんな上司のようにはなりたくないと

思っていても、年齢を重ね、立場が変わると

いつの間にか同じように語っているもの。

お酒の席では特に注意したいものです。

 

そんな自慢話ですが、

なぜ人から嫌われるのかということを考えた

ことがありますか?

 

自慢話がつまらない、

自慢話が嫌われる最大の理由は、

その話が相手の話だからです。

 

基本的に人は、他人には興味がありません。

人が最も関心を持つのは自分。

 

裏を返せば、自分に関係のない話には興味が

持てないのです。

 

だから、他人の自慢話はつまらない。

 

では、これが販売の現場だとどうなるか。

販売の現場でも同じ。

 

商品や商品を売る営業マンが商品自慢ばかり

していると、お客様の興味は薄れます。

 

なぜならこれは、商品が自慢話をしているの

と同じだから。

 

「私はこんなに素敵なのよ」と、どれだけ語

られてもお客様はうんざりするだけ。

語れば語るほど、拒否反応が起きます。

 

それを多くの会社や営業マンは

わかっていません。

 

だから、たいていのチラシや広告は自慢話の

オンパレード。

 

その家がどんなに素晴らしいか、

どんなに魅力的かを語るだけ。

 

主語が全て「私」なのです。

 

私は、こんなに安い。

私は、こんな設備が付いている。

私は・・・

私は・・・

私は・・・

 

大切なことは、その家がお客様にとってどう

なのか、ということ。

 

その家に住むことで、お客様の生活がどうな

るのかということが必要なのです。

 

お客様が関心があるのは「自分」。

営業マンや建売会社はお客様自身が

どうなるかを伝えなければならないのです。

 

主語は、「私」ではなく「あなた」。

あなたがどうなるかを具体的に示してあげる

ことがお客様の心をつかむポイントなのです。

 

あなたの会社は物件自慢をしていませんか?

 

物件自慢はお客様の関心を削ぐだけ。

嫌われるだけです。

 

そこのところくれぐれもお間違えなく。