マスコミの高度な広告戦略を利用しろ!

 

広告やマーケティングの勉強をしていると

世の中がいかに特定の人々にコントロール

されているか、ということを感じることが

あります。

 

とりわけ、テレビや報道の世界は異常。

自分たちに都合がいいように情報を操作し、

人々の感情を操ります。

 

あなたは「恐怖管理」という広告戦略を知っ

ていますか?

 

テレビなどで頻繁に利用される広告戦略の

ひとつなのですが、これがなかなか巧妙。

知らず知らずに人々の購買意欲まで刺激して

いるのです。

 

恐怖管理の典型は、

ニュースやワイドショー。

 

私たちは毎日ニュースやワイドショーで

世の中の悲惨な事故や事件を目にします。

 

これは世界共通でアメリカなどではニュース

専門チャンネルも多く、日本より巧妙に罠が

仕掛けられています。

 

最近の典型的なパターンを紹介すると、

 

テロリストによる爆破未遂事件のニュースの

後、交際相手の殺人事件のニュースが続き、

アナウンサーが「次のニュースは良く食べて

いるあの食材に発ガン性があることが判りま

した。このニュースはコマーシャルの後に」

 

という予告を言って、

コマーシャルに入ります。

 

そして画面が変わり、

ゴージャスな高級車のCMが流れるという

パターン。

 

悲惨な事件や事故の後にCMを流しても

悪いイメージが結びつくだけで商品の購入に

は結びつかないのに・・・と思うのは素人。

 

実は、悲惨な事件や事故の後ほど人間は

購買意欲が高まるのです。

 

これが恐怖管理という広告戦略なのですが、

恐怖管理理論によれば、人間は無意識に恐怖

や不安を感じると、なんでもいいから、安心

感や安らぎを与えてくれるものを欲するよう

になるといいます。

 

実際にある実験では、人が死亡したニュース

を観た視聴者は、高級車やロレックスなどの

贅沢品の広告に購買意欲がそそられることが

わかっています。

 

ロレックスをしていても、ベンツに乗ってい

ても、ミサイル攻撃から身を守れるわけでは

ありませんが、そういう高級品を所有するこ

とで、自分がパワフルになったイメージが抱

け不安から逃れられる気分になるそうです。

 

これが恐怖管理という広告戦略。

もちろん、私たちはそこまで意図的に広告を

行うことはできませんが、そんなニュースや

ワイドショーを見た人の手元に高級感ある幸

せそうな住宅のチラシを届けることは可能で

す。

 

まずは、そんなチラシ作りからはじめましょ

う。そして、それを一人でも多くの人に届け

ましょう。

 

マスコミの広告戦略をうまく利用するのも

成約率を上げる方法です。