高額でも売れる建売会社の秘密。

 

物件価格が高いことで有名な建売業者がいま

す。先日もある地域で3棟現場を販売したの

ですが、周辺の物件の中ではダントツの高価

格。

 

興味津々で成り行きを見ていたのですが、

なんとか残り1つというところまで漕ぎ着け

たようです。

 

この会社の勝因は何か?ということですが、

ひと言でいえば、プロモーションが丁寧。

 

わずか3棟の現場ですが、数十戸規模の現場

と変わらないようなプロモーションを展開し

ています。

 

専用のホームページはもちろん、SUUMOへの

予告広告、チラシに現地売り出しとお手本の

ようなプロモーションを着実に実行していま

す。

 

コンサルティングする立場からいえば、

これで売れなければ仕方ない、と思えるよう

な売り方。他人事ながら、売れて良かったと

思います。

 

この事例を見ていて思うのは、価格が高いか

ら売れないというのは、やはり売主の言い訳

だということです。

 

価格が高くても、その価格の高さにお客様が

納得すれば売れるということ。

 

価格が高いから売れないというのは、

価格に見合った商品ではないか、

価格に見合ったプロモーション(見せ方)が

行われていない、ということです。

 

この業者の場合は、専用のホームページや

広告を通じて、価格の高さに見合う設備や

間取り、建物であることをしっかり説明して

います。

 

他社の批判はしていませんが、違いは明白。

予算さえあればすんなり購入できるように

誘導しているのが特徴です。

 

それに対し、その他の業者の物件は、プロモ

ーションらしいプロモーションはほとんどあ

りません。せいぜい、SUUMOに掲載している

くらい。これではこの物件に太刀打ちは出来

ません。

 

大切なことは、プロモーションをしっかりす

るということです。

 

販売にはプロモーションが絶対不可欠だとい

う認識を持つことです。

 

お客様の購買スタイルは日々変化していま

す。営業マンに物件を紹介されて購入すると

いうスタイルは過去の話。

 

ある調査によれば営業マン経由で購入を決断

する人は全体の43%。残りの57%は自分

で情報を集めて営業マンに会う前に購入を決

断しているのです。

 

新しい時代にあったプロモーションを覚えま

しょう。新しい時代にあったプロモーション

を実行しましょう。

 

それがライバルから頭一つ抜け出す最善の

方法です。