できることは全部やった…の嘘。

 

家を売るのは難しい・・・

調子の悪い業者さんはそう考えます。

 

しかし、それは言い訳。

家を売るのは

決して難しいことではありません。

 

もちろん、何もしないで売れるほど家を売る

ことは簡単ではありません。

 

当然、それなりの努力は必要です。

 

ただ、努力すれば家を売るのは難しくありま

せん。それは多くの事例が語っています。

 

家を売るのは難しいという人のほとんどは

その努力をしていません。

 

以前、ある建売業者さんをコンサルティング

した時、その業者さんはこうおっしゃってい

ました。

 

「できることは全部やったんですが・・・」

 

できることは全部やったのに売れないという

のはよく聞く言葉。そんな時、私はこう質問

します。

 

「どんなことをされてきたのですか?」と。

 

すると、多くの人はそこで一瞬躊躇します。

そして、おもむろに、アットホームにも何度

も情報を流しているし、レインズにも掲載し

ている。知り合いの仲介業者に何度もオープ

ンハウスをしてもらっているし、・・・

 

大抵は、この程度です。

 

もちろん、この程度で売れることもありま

す。きっとこの業者さんは過去にこの程度の

努力で売れてきたのでしょう。

 

だから、これが努力のすべてだと思ってしま

うのかもしれません。

 

だとしたら、それは大きな間違い。

過去の成功体験がマイナスに働いていますす。

 

実際、今までの建売業界はかなり恵まれてい

ました。景気が悪いと言ってもそれなりの需

要があったからです。

 

だから、家を売るために本気の努力が必要な

かった。だから、いざという時に何をしたら

いいのかわからなくなってしまうのです。

 

先ほどの、できることの全部やった・・・の

できることは、私からすればほとんど何も努

力はしていません、と言っているのと同じ。

 

これでは、ちょっと条件の悪い物件や難しい

時期になると売れないのは当たり前です。

 

では、どんな状況が努力をしたと言えるのか

ということですが、これは簡単。

 

購入者がいるであろうエリアの人、全員が

あなたの物件を知っているという状態。

 

その上で、全員からあなたの物件は「いらな

い」「ノー!」を突きつけられた状態です。

 

ここで大切なことは、

あなたの物件を対象エリアの人全員に知って

もらうこと。そして、全員から「ノー!」

「いらない」という言葉をもらうことです。

 

欲しいと言ってもらうのではなく、

いらないと言ってもらうこと。

 

全員から「ノー!」をもらう努力が

「イエス」「興味がある」「見てみたい」を

生み出すのです。

 

あなたはそんな努力をしていますか?

チャレンジしてみてください。