誰が売るかで物件の評価が変わる。

 

うちの息子は、大学3年生。

只今、就職活動の真っ最中。

 

私たちの時代はもっと遅かった記憶があるの

ですが、時代は大きく変わったようです。

 

そんな息子と就活した会社について時々話し

をすることがあるのですが、先日おもしろい

ことを言っていました。

 

それは、採用企業の担当者を見るとその会社

のレベルがわかる、ということです。

 

大した社会経験もない学生が・・・と思わな

いではないですが、話しを聞いてみるとなる

ほどと思うことも多々あります。

 

例えば、採用担当者。

学生同士のグループディスカッションや個人

面接などを担当する企業側の担当者。

 

大ていは、なぜこの会社を選んだのですか?

という質問をしますが、ある会社のグループ

ディスカッションの時、ある担当者が学生に

「何でもいいので気になることを質問してく

ださい」と言ったそうです。

 

すると、ある学生が、

「◯◯さんは何故、御社を選んだのですか?」

と質問したそうです。

 

すると、その担当者は。

「私ですか、私は・・・」とすぐに答えられ

なかっただけでなく、出てきた答えも、それ

じゃダメでしょ、というレベルの答えだった

と言います。

 

つまり、準備が全くできていなかったという

こと。採用担当者なのに、学生より面接の受

け答えができていなかったということです。

 

それ以外にも、妙に馴れ馴れしい採用担当者

や、自社や自分の自慢話ばかりをする採用担

当者など、いろんな採用担当者がいるそうで

す。

 

その結果、どうなるかというと、

学生同士で「ここは怪しいから、受かっても

入社するのはやめておこう」という話になる

そうです。

 

実際、今時の学生は数十社という企業を訪問

するそうです。だから、嫌でも企業を見る目

ができてしまいます。

 

担当者が企業そのものではありませんが、

学生にとっては担当者が企業そのもの。

 

自分の人生を託す憧れの人です。

その人の立ち居振る舞いが自分の人生を決め

ることになるのですから、企業側もそれなり

の対応をしなければいい人材は集まりません。

 

正直、一流と呼ばれる企業とそれ以下の企業

では担当者のレベルが全く違うというのが学

生の正直な感想。

 

逆に言えば、小さな会社でも担当者がしっか

りしているとその企業を見る目は大きく変わ

るということです。

 

これは、建売業界も全く同じ。

あなたの物件を紹介する人がどんな人かによ

って、あなたの物件の評価は大きく変わると

いうこと。

 

いくらいい物件を作っても、誰がお客様に説

明するかによって、評価そのものが変わって

くるということです。

 

魂は細部に宿ります。

細かいところも気を抜かないようにしたいも

のですね。