その設計士で大丈夫ですか?

 

あなたの建売住宅をもっと売れるようにした

いなら、簡単な方法があります。

 

それは、設計士を変えることです。

 

もしあなたの建売住宅が思うように売れてい

ないとしたら、幾つかの理由はありますが、

大きな理由の一つに設計が考えられます。

 

とりわけ、重要なのは設計士の年齢。

50代以上の設計士ならまずこの人でいいか、

疑ってみることです。

 

もちろん50代以上でも売れる建売住宅を設計

できる人はいますが、それはよほど努力して

いる人。決して数は多くはありません。

 

そんな数少ない人を探すよりは、30代の若い

設計士を探したほうが確率は高いでしょう。

なぜなら、彼らは購入しようとするお客様の

年齢に近いからです。

 

年齢が近いのは大きなメリット。

お客様の求めているものが自然とわかるか

ら。努力しないでもわかるからです。

 

決して、50代以上の設計士が能力がないわけ

ではありません。いや、むしろ30代の設計士

より能力は上かもしれません。

 

しかし、能力と売れる建売住宅の設計ができ

るということはイコールではないのです。

 

建売住宅が売れるか売れないかを決めるの

は、いい設計かどうかではありません。

 

なぜなら、いい設計がどんなものか、

初めて家を買う人、素人にはよくわからない

からです。

 

ここが建売住宅と注文住宅の違いです。

 

注文住宅ならお客様と話し合いながらその人

にあった家を作ることができますが、建売住

宅ではそれができません。

 

その人のライフスタイルも知らなければ家族

構成もわかりません。そんなないない尽くし

の状態で、

 

尚且つ、ろくに建物について説明できないよ

うな仲介業者に決めさせなければいけないと

いうハンデもあります。

 

初めて家を買う素人のお客様に、

建物のことなどほとんどわからない素人同然

の仲介業者が案内しても決まるような家をつ

くらなければならないのです。

 

当然、一瞬で素人のお客様の心をつかむよう

な設計(間取り)でないと売れません。

 

そのためには、

「そうそう、こんな家に憧れてたの」と

言われるような家じゃないとダメなのです。

 

概してそんな家は、50代以上の設計士では

作れません。なぜなら、彼らは経験がありす

ぎるからです。

 

きっと彼らの設計する家の方が住みやすいこ

とでしょう。いろんなことに配慮が行き届き

実際に住んでみると感心することも多いでし

ょう。

 

しかしそれは、住んでからわかること。

住む前には、わからないということです。

 

どちらがいい家かといえば、

住んでからその良さがわかる家でしょう。

 

しかし、どちらが売れる家かといえば、

住み心地は若干落ちても、お客様の憧れを

実現する家です。

 

それができる設計士かどうかが、あなたの

建売住宅の売れ行きを決めるのです。

 

長年頼んできた設計士を変えるのは簡単では

ありません。人間関係はもちろん、費用的な

問題もあるでしょう。

 

しかし、本当に売れる建売住宅をつくろうと

思えばそこは大きなポイント。

 

ステップアップするには、

乗り越えなければならない人間関係のひとつ

です。考えてみてはいかがですか。