たかが写真、されど写真。

 

あなたは、Airbnb (エアビーアンドビー) 

を知っていますか?

 

Airbnbとは世界中の人と部屋の貸し借りが

出来るサイト。安く手軽に、現地の人の家に

泊ることが出来る画期的なサービスとして、

アメリカ国内だけでなく世界中で人気のサー

ビスです。

 

その人気は日本でも絶大。民泊を成功させる

強力なサイトとして注目されています。

 

今では世界中で名の知れる企業となった

Airbnbですが、数年前までは誰も名前すら

知らないどころか、実は成長度0で倒産直前

に近いサービスでした。

 

当時の状況は、世界級のサービスを展開して

いる今では考えられない、真逆の状態。簡単

に当時の状況を説明すると、

 

•2009年当時の会社の収益は週200ドル

 

•創業者メンバーはサンフランシスコの狭い1室

を3人でシェアしてなんとか生活する状態。

•成長率はほぼ0どころかマイナス

•街中見渡しても、誰もairbnbのことを知らない

•ホストへのお金の支払いまでに3週間かか

り、ホストを怒らせる

 

と、まあ悲惨な状態。

それが今では。世界192カ国の33,000の都市

で80万以上の宿を提供するまでに成長したの

です。

 

きっかけはとある日常の会話から。

ある日、創業者メンバー達が、当時のニュー

ヨークの物件40件ほどを見ながら、なぜ

Airbnbが使われるようにならないのか話し

ていたときのこと。

 

突然、とある重要な共通点に気づいたのです。

 

それは「どの家の写真もダサすぎること」。

全くもって良い写真を掲載している物件がな

いことでした。

 

いくら魅力的サービスを提供しても、それが

ユーザーに対して見える形で届いていなけれ

ば、ユーザーは何にお金を払っているのかわ

からない。

 

気づいた課題はそんな根本的なことだったの

です。

 

写真が魅力的でないことが本当に問題である

か、データを用いて検証するよりも先に次の

ニューヨーク行きの航空券を全員分購入。

 

そしてその1週間後にはチームメンバー全員

でサンフランシスコからニューヨークに向か

ったのです。

 

たった40件なら写真をきれいに撮り直して、

差し替えようと考えたのでした。

 

そこで高性能のカメラを用いて、元々デザイ

ナーだったメンバーのひとりが綺麗な写真を

撮りウェブ上で差し替えていったのです。

 

結果は?

 

実はそのときの週の売り上げはたった200ド

ル。200ドルを下回ることはたまにあって

も、大きく超えることは一度もなかったとい

います。そんな売り上げが一週間でいきなり

2倍になったのです。

 

これがAirbnb (エアビーアンドビー) が急

成長するきっかけとなったのです。

 

たかが、写真。されど、写真。

あらためて写真の重要さに気付かされるエピ

ソードです。

 

あなたの会社は写真にこだわっていますか?

写真にこだわるだけで売上は上がりますよ。

お試しください。