パラダイムシフトしませんか?

 

パラダイムシフトという言葉を聞いたことが

ありますか?

 

パラダイムシフトとは、パラダイム(ある時代

の支配的概念)がシフト(転じる)する。つま

り、これまで当然だと思われていた事実が、

根本から劇的に変わること。

 

1962年にトーマス・クーンという学者が

「科学革命の構造」という本で提唱した言葉

です。

 

もともと、トーマス・クーンが提唱した

「パラダイム」とは、あくまでも自然科学の

枠組みのことを指していました。

 

科学の進歩とは、積み上げていくものではな

く、根本の概念からガラッと変わるものであ

るということ。

 

それが一般に広まり、パラダイムという言葉

が拡大解釈されて、ビジネスシーンでも応用

されるようになりました。

 

ビジネスにおいて使われるパラダイムシフト

は、固定概念を覆す、発想を転換するなどし

て新たなアイデアを生み出すという意味。

 

最近の身近な例では、セブンイレブンの

「金の食パン」などがあります。

 

「金の食パン」は、厚切りの食パン2枚入り

で125円という商品。上質の小麦粉を使い、

パン生地を一つ一つ手で丸めて焼き型に入れ

るなど、原料や製法に対するこだわりが特徴

です。

 

発売からわずか4カ月で販売個数1500万

個を突破。瞬く間に業界屈指のヒット商品と

なった食パンです。

 

2012年以降、食品の節約志向が一段と高

まり、従来から特売が多かった食パンでは低

価格競争に拍車がかかりました。

 

今では、フジパングループの「小麦の朝食」

など、低価格帯の食パンでは1斤80~90円と

いった価格での販売が常態化しています。 

 

そんな中、セブンイレブンは、「メーカー

は、消費者が安いものを求めていると誤認し

ている」と考えました。なぜなら、専門店な

どでは、1斤300~400円でもヒットしてい

る食パンがあったからです。

 

そして、「顧客の満足度を考えるならば、

(低価格ではなく)上質の方をやってみよ

う」という考えから、商品開発が始まったと

言います。

 

結果は、見事大ヒット。今までの業界の常識

を覆す商品となったのです。

 

実は、建売業界も食パン市場と似たような状

況にあります。

 

パワービルダーの低価格商品が幅を利かせる

ため、誰もが低価格でないと売れないと思い

込んでいます。

 

しかし、消費者は低価格商品だけを求めてい

るわけではありません。「金の食パン」のよ

うに、品質が伴えば(本当に美味しければ)

少々高くても購入する人はいるということ。

 

べらぼうな価格でなければ、適正な価格であ

れば、売れるということです。

 

あなたは建売業界の固定観念にしばられてい

ませんか?固定観念から解放された時、あな

たのビジネスは一気に加速します。

 

お試しください。