(株)オープンハウスが、2016年9月期第2四
半期決算を発表しました。
当期(15年10月1日~16年3月31日)の連結
売上高は1,171億6,300万円(前年同期比
49.1%増)、営業利益151億6,000万円(同
77.2%増)、経常利益146億9,700万円(同
80.7%増)、当期純利益94億2,400万円
(同85.4%増)と、第2四半期では過去最高
の売上・利益を達成したと言います。
戸建事業は、新築マンションに対する戸建て
優位性を武器に、引き渡し件数561件(同
133件増)と伸ばし、土地販売、請負を含め
た売上高は591億3,200万円(同32.8%
増)、営業利益69億8,800万円(同81.9%
増)。
建築請負のアサカワホームは、オープンハウ
スグループからの請負件数が大幅に増加し、
売上高177億9,200万円、営業利益は7億
2,900万円。
好業績を受け、通期業績予想も上方修正。
連結売上高2,450億円(前回発表比2.1%
増)、営業利益290億円(同16.0%増)、経
常利益280億円(同16.7%増)、当期純利益
180億円(同16.1%増)。
20日の決算説明会で挨拶した同社代表取締役
社長の荒井正昭氏は、
「主力の戸建事業は、製販一体による価格競
争力と迅速な判断、市場占有率が高まること
による価格コントロールという当社独自の強
みがある。都心部で細かい仕事を積み重ねて
いくというビジネスでは、競合もいない」と
語ったそうです。
まさに、この世の春。
売り方や内情についてはいろんな意見がある
ようですが、売上についてはダントツ。中小
零細の建売業者さんも見習うことがたくさん
あります。
例えば、ターゲットの絞り方とその攻め方。
オープンハウスのうまいところは、ターゲッ
トを新築マンションの購入者に絞っていると
ころです。
新築マンションを購入するより、新築一戸建
てを購入した方が、月々の返済が安くなると
いう話方でお客様を説得していきます。
5,000万円の新築マンションより6,500万円
の新築一戸建ての方が、毎月の管理費や修繕
費、駐車場代がかからないため、1,500万円
も高い戸建てを購入しても支払いが安くなる
ということを、具体的な支払いを提示して説
得していくのです。
他にも見習うところはたくさんありますが、
まずは新築マンションの購入者を取り込むこ
とからはじめましょう。効果ありますよ。