99%の客に嫌われる勇気。

 

以前日経MJという雑誌を読んでいたら参考に

なる記事があったので、みなさんと共有した

いと思います。

 

そこで紹介されていたのはSTUDIOUS

(ステュディオス)ブランドで展開する株式

会社トウキョウベースというアパレル会社。

 

アパレル不況と言われる中、セレクトショッ

プを展開するSTUDIOUS(ステュディ

オス)が快調らしい。

 

2015年秋にはマザーズにも上場し、

2016年2月期も2ケタ成長を達成。

 

同業他社を横目に順調に売り上げを伸ばして

います。その秘密について社長が語っている

ので、ポイントを抜粋します。

 

ポイント1

ステュディオスの特長は東京が拠点の日本人

デザイナーによるブランドが中心というこ

と。ブランドやモノがあふれる時代、デザイ

ンだけで違いは出せない。消費者は日本のモ

ノや日本人デザイナーのモノを強く求めると

考えたから

 

ポイント2

顧客基盤を作るにはファンをつくらなければ

ならない。ファンをつくることは一方で、

アンチファンをつくることでもある。

 

「STUDIOUSのあの商品は嫌い、あの

接客は嫌い」という人がいないと「あそこじ

ゃなきゃダメなんだ」というファンはできな

い。

10兆円のアパレル産業の中で、1000億

円を目指すといっても割合でみれば1%。9

9%の人に嫌われないとその1%は守れない

という極端な世界でもある。

 

ここで注目したいのは、

コンセプトとターゲットを絞りこむこと。

そして、ターゲット以外から嫌われる覚悟を

持っていることです。

 

彼らの場合は、

コンセプトを日本国内のTOKYOブランドに特

化した次世代セレクトショップとし、

 

ターゲットとなる顧客層を

20〜30代のファッション感度の高い若い世代

に設定して、

 

都心部に限定した店舗展開(実店舗22店、

EC3店)をとっていること。

 

その結果が、上場するほどの快進撃を生んで

いるのですが見習うことはいっぱいです。

 

とりわけ、私たち建売業界の人間が学ばなけ

ればならないことは、嫌われる勇気を持つと

いうこと。

 

建売住宅というとついつい万人ウケする建物

を建てがちですが、それでは熱狂的なファン

を生み出すことはできません。

 

結局は同業他社と似たような物件になってし

まい、価格競争に陥ってしまうのがオチ。

 

それなら、たった1%でもいいから熱狂的な

ファンを生み出す物件をつくることが将来の

資産になります。

 

言うは易く行うは難し、

だと思いますが、この会社のように成功して

いる会社があるのも事実。覚悟を決めてやり

きれば、あなたも1%のお客様を獲得できる

かもしれません。

 

あなたの営業エリアには何世帯が住んでいま

すか?そのうちの1%を獲得できたら売上は

どれくらいになるでしょうか?

 

たかが1%、

されど1%。

 

1%を獲得できれば一生安泰ですよ。