子育て世代をターゲットにするなら。

 

ネットのニュースで、最近話題の女性の記事

が出ていました。

 

その女性は、4人の子どものうち男の子3人が

関西の中高一貫で最難関校である灘に合格、

 

そして大学はこれも最難関の東京大学理科Ⅲ

類(医学部)に合格を果たし、多くのテレビ番

組で受験や子育てに関する多くの発言をして

いる佐藤さん。

 

『灘→東大理Ⅲの3兄弟を育てた母の志望校に

合格するために知っておきたい130のこと』

(ポプラ社)の著者です。

 

そんな佐藤さんのインタビュー記事のなかで

建売業者さんも知っておくといいことを共有

したいと思います。

 

当然、話題は勉強と住まいについてですが、

佐藤さんは、長男誕生前から「勉強部屋」は

与えないと決めていたそうです。

 

インタビューの中で彼女は、自宅の学習環境

について次のように語っています。

 

「子どもにとって、一人で勉強することは、

親が思っている以上につらいものです。一人

でさせないで、親と一緒に勉強できる環境を

用意すると、子どもは学習に取りかかりやす

いし、楽しくできます。我が家は、リビング

を勉強部屋にし、いつも一緒に隣で学習する

という環境を作りました。」

 

「例えば、子ども部屋を二階に作ったとしま

す。一階で夕食を家族ととり、そこそこの時

間になったら「早く自分の部屋に言って勉強

しなさいよ。いつまでのんびりしてるの!」

と親からうるさく言われます。そのときに子

どもは、すぐ団らんの場を離れて自分の部屋

に一人でこもり、すぐに勉強を楽しく始めら

れるでしょうか?それは無理でしょう。小学

生のような年齢だったらなおさらです。」

 

「一人になった勉強部屋で始めるのは勉強で

はなくて、ゲーム・スマホ・マンガとなるの

は想像にかたくありません。そのようなもの

で時間をつぶしてしまって、結局その日にし

なければいけないこともほとんど済まなかっ

たということになります。それが毎週のこと

となると、実力がつくことはありません。」

 

「子ども部屋をなくさないのであれば、やる

べきことをリビングで親と一緒にきちんとや

らせ、子ども部屋は寝るだけの場所にするこ

とです。その時は、スマホ・ゲーム・マンガ

等は持たせず、すぐ寝るようにすることで

す。」

 

「他に楽しく学習するポイントとして、勉強

とは学習机にきちんと座ってするべきものだ

との考えにこだわらないことです。」

 

「このきちんとした姿勢は、実は子どもにと

ってかなりハードルが高いものなのです。私

は、とりあえずどんな姿勢でも勉強していれ

ばいいとしていました。はじめは寝ころん

で、次はクッションによりかかって、そし

て、やっと机について勉強するという感じで

したが、やることはやっているので、何も言

いませんでした。」

 

言われてみれば、当たり前のことですが、

すごい実績を出しているお母さんの発言です

から説得力があります。

 

最近では、「頭のよい子が育つ家」というコ

ンセプトの注文住宅も発売されており、子ど

もの勉強環境は商品企画にも大きな影響を与

えています。

 

本来であればすぐに建売住宅に応用すべきだ

と思いますが、そこまで徹底して商品企画を

打ち出している業者さんがいないのも事実。

 

もしあなたが子育て世代の建売住宅を販売し

ているなら、リビングでの勉強を快適にする

思い切ったプランを提案するのも「あり」で

す。試してみてはいかがですか。