あなたの物件が売れない最大の理由。

 

「もうすぐ1年になるのに全く売れません…。

もっと値下げするしか方法はないんでしょうか?」

 

そんな相談がちょくちょくあります。

 

内容を伺うと、確かに価格が相場より高い物

件がほとんど。なかには、どうしてこんな価

格設定の物件をつくったの?というのも少な

くありません。

 

苦戦するべくして苦戦している物件ですが、

値下げ以外の対応策がないわけではありませ

ん。それは、広告です。

 

売れていない物件のほとんどは、広告が十分

ではありません。

 

設定価格が高いために、新規で登録された時

はちやほやされますが、すぐに仲介業者から

見捨てられます。

 

そのため、仲介業者が積極的にお客様に紹介

してくれるのは最初だけ。旬の期間が過ぎれ

ば、ほとんど紹介らしい紹介がされていない

のが現実です。

 

当然、チラシや広告も適当なもの。気が向い

たら広告する程度の一貫性のないものです。

 

まあ、仲介業者からすれば価格が高いか、魅

力に乏しい物件ですから、お金をかけて積極

的に広告宣伝しないのはムリもありません。

 

その結果、物件としては存在していてもお客

様の目には触れない幽霊物件になってしまっ

ているのです。

 

では、どうしたらいいのか?

やることは一つ。広告宣伝することです。

 

最近は、インターネットで広告することを広

告だと勘違いしている業者も多いようですが

それは、広告の一つ、最低限の手段です。

 

私が主張するのは、チラシ。チラシを撒く、

チラシをポスティングする、これが広告をす

るということです。

 

広告には、2つの価値があります。

一つは、告知。物件の存在を知ってもらうと

いうこと。

 

そもそも、そこに売り物件がある、というこ

とをお客様が知らなければ買うことはできま

せん。

 

だから、まずはターゲットとするエリアすべ

ての人に、物件の存在を知ってもらうという

作業が必要です。

 

ターゲットエリアの人全てが、物件は知って

いるけど(価格も、広さも、場所も)、欲し

くない。という状況をつくって初めて、値下

げを考えるべきです。

 

それができていないのに、値下げしても意味

はありません。

 

そしてもう一つの広告の価値は、お客様の興

味を喚起させることです。

 

東京で一番売れている不動産会社は、

「年収500万円で買える東京の新築一戸建

て」というキャッチコピーで物件を広告して

いました。

 

これなら、年収500万円以上の人は興味を

示しやすいですし、広告を読んでみようとい

う気になります。

 

そうなれば、今まで年収500万円では東京

で新築一戸建てなんてムリだと諦めていた人

を取り込むことができます。新しい客層を開

拓できるのです。

 

売れない物件の最大の原因は、広告不足。

量も質も不足しているのが原因です。

 

まずは、ターゲットエリアの人すべてに物件

の存在を知ってもらうことから始めましょ

う。それだけでも十分効果ありますよ。