売れてる会社に学べ!

 

オープンハウスが今年10月、今度は名古屋

に進出するそうです。

 

オープンハウスという会社については、賛否

両論いろんな評価がありますが、売れている

ことだけは事実。

 

1997年の創業からわずか18年で、

売上高1,793億円を達成したのですから、

素直に学ぶべきことは多いと思います。

 

もちろん、急激な成長を遂げた会社には、

負の遺産も多いのは事実。

 

実際、私も新卒で「大京観光(現在の大京)」

という大手マンションデベロッパーに就職し

たことがありますから、そのあたりは嫌とい

うほどわかります。

 

不動産業界に関していえば売上の大きさと会

社の内容は別物。新興企業に至っては、売上

が大きいほど内部はメチャクチャというのが

普通です。

 

そのせいか、オープンハウスについてもいろ

んな評価がありますが、それはそれ、これは

これ、でいいところは真似すべきだと思いま

す。

 

では、どこを真似したらいいのか?

ということですが、

 

まずは、ターゲットの絞り方です。

 

オープンハウスはターゲットの絞り方が明確

です。以前、何かの社長インタビューで読ん

だのですが、オープンハウスのターゲットは

 

「職住近接を望む30代の共稼ぎ夫婦」

だそうです。

 

「職住近接を望む30代の共稼ぎ夫婦」が購入

できる建売住宅を「東京」で提供する。

それがこの会社のビジネスのキモ。

 

はじめにターゲットを絞り切ったのが

成功の大きな要因です。

 

多くの建売業者さんは、ターゲットが明確で

はありません。「一次取得者」というような

曖昧な言葉でターゲットを設定します。

 

それに対してオープンハウスは、

職住近接を望む人、

年齢は30代、

そして共稼ぎ夫婦、

というように具体的に設定しています。

 

それができたのは、社長が仲介業出身だから、

長年の経験から、そんな客層が多いというの

を知っていたからでしょう。

 

ターゲットが具体的で明確になると、

商品企画も変わってきます。

 

30代で共稼ぎの夫婦なら年収はいくら位か、

家族構成はどんな感じで、

どんな悩みを抱えているか、

競合物件は何か、など細かい要素が見えてき

ます。

 

それがわかれば、事前に対応策を練るのは

簡単。商品開発も、営業トークも事前に準備

できるので、必然的に売れる確率は高くなり

ます。

 

他社の批判をするのは簡単です。

しかし、売れてる会社には何か秀でているも

のがあるのも事実。

 

まずは、そこを探しましょう。

そして真似しましょう。

それが成功への道を短縮する技術です。