セオリー通りやっていますか?

 

ビジネスにはセオリーがあります。

もちろん、人間がするビジネスですから

セオリー通りにやらなくてもそれなりの

成果が出ることもあります。

 

しかし、セオリー通りにやっていれば、

もっと成果が出るのも事実。

 

それなのにセオリーを無視して、

自分の考え方に固執する経営者が

後を絶ちません。

 

例えば、売り方。

売り方には2つの方法があります。

間接販売と直接販売です。

 

間接販売とは卸や小売を通す販売方法。

それに対して直接販売は、製造者から直接

顧客へ販売する方法で、卸(問屋)や小売を

通さない販売手法です。

 

建売業界で言えば、

自社で直接販売することが直接販売、

仲介業者を通して販売することが間接販売

です。

 

どちらも一長一短あるのですが、

ざっくり言うと、

 

「売りにくい時」

「売りにくい立場」

「売りにくいモノ」は、 

自分で売らないと「売れません」。 

ですから、直接販売でその良さを伝える

販売活動を行う必要があります。 

  

それに対して、

「売りやすい時」

「売りやすい立場」

「売りやすいモノ」は、 

誰でも「売りやすい」ため、

間接販売を多用してより効率的に販売活動を

行うことが有効です。 

 

つまり、タイミングや商品によってベストな

販売方法は変わるということです。

 

例えば、市場に活気がある時。

税制の優遇や経済の先行きが明るい時は、

お客様の購買意欲が高いですから「売りやす

い時」です。そんな時は、間接販売(仲介業

者)を利用して販売すると短期間で多くの物

件を売ることができます。

 

それに対して、市場に活気がない時。

市場が飽和している時、経済の先行きが不透

明な時(いわゆる不景気な時)は、直接販売

が有効です。

 

そんな時は、間接販売に頼っているとなかな

か売れません。売主が直接、お客様にその商

品の良さを説明しなければ価値が伝わらない

からです。

 

特に、高額物件や立地や商品企画に難がある

物件はなおさら。しっかりした商品説明がで

きないと売れる確率は極端に落ちます。

 

それを間接販売(仲介業者)を利用するとど

うなるか?いつまで経っても売れません。

なぜなら間接販売では面倒な商品は積極的に

は扱わないからです。

 

間接販売に適した商品は、あくまで普及品。

面倒な説明や説得の必要のない商品です。

それを間違えるといつまで経っても売れませ

ん。それがセオリーです。

 

大切なことは、まずセオリーを知ること。

そしてセオリー通りにビジネスを柔軟に変え

ていくことです。

 

セオリーを知らない人が多い業界です。

セオリーを無視する人が多い業界です。

 

そんな業界ですからセオリー通りにやれば

一気に市場を席巻できます。

お試しください。