社会現象に乗ってみる。

 

ついに昨日「ポケモンGO」が日本でも配信さ

れました。7月6日にアメリカ、カナダ、オー

ストラリア、ニュージーランドで配信が開始

されると、わずか7日間で1000万ダウンロード

を突破した『ポケモンGo』。

 

それまでの1000万ダウンロードの最短記録は

9日でしたが、『ポケモンGo』はこれを大き

く塗り替えました。

 

その後も世界各国で配信がスタートすると、

7月20日には世界35か国で3000万ダウンロー

ドを超えるなど、勢いはまったく衰えること

を知りません。

 

私自身は普段、ゲームは全くやらないので関

心がなかったのですが、今回は特別。世界で

社会現象ともなった「ポケモンGO」に興味

津々です。

 

そこで、日本配信となった昨日さっそくダウ

ンロードしてみました。

 

ちなみに『ポケモンGo』とはポケモンを捕ま

えて、育てて、敵と戦わせるというシンプル

なゲーム。基本的なプレイは無料です。

 

大きな違いは、これまでのポケモンがゲーム

機の中の世界だったのに対して、『ポケモン

Go』ではARと呼ばれる実際の風景にデジタル

情報を重ね合わせる技術を活用して、ゲーム

フィールドが現実の世界になっている点です。

 

つまり、プレーヤーは家から飛び出して街中

を歩くことによって、様々なポケモンを発見

し、捕獲していくのです。

 

この『ポケモンGo』をプレイするにあたっ

て、重要なポイント(場所)が2つあります。

 

一つは“ポケストップ”。

この“ポケストップ”では、ポケモンを捕獲す

るために必要なモンスターボールをゲットし

たり、ゲームを有利に進めるためのアイテム

を購入したりすることができます。(わが家

のすぐ側の公園もポケストップになっていま

した)

 

そして、もう一つが“ジム”と呼ばれる場所。

この“ジム”では、自分が獲得したポケモンの

レベルが5以上になれば、ライバルのジムに所

属するプレーヤーのポケモンと戦わせること

が可能となり、戦いに勝利すれば自身のジム

の勢力を拡大させることができるのです。

 

で、なぜこれが重要かというと、

このシステムを利用すると人の集客が簡単に

行えるからです。

 

『ポケモンGo』のユーザーは、ポケモンを探

したり、捕獲したり、戦わせたりするために

実際に外に出て歩き回らなければいけません。

 

そのため、自社の店舗がゲーム上、重要なポ

イントとなる“ポケストップ”や“ジム”に指定

されると、多くのゲームユーザーを集めるこ

とができます。

 

実際、海外では、自店がたまたま“ポケスト

ップ”に指定されていたピザ屋さんが120円課

金すれば30分だけポケモンが出やすくなる

『ルアーモジュール』というアイテムをうま

く使用して宣伝した結果、売り上げが75%ア

ップしたという事例も報告されています。

 

私たち建売業界で言えば、現地売出しやオー

プンハウスなどで同様のことをすれば、小さ

な子どものいる家庭やゲーム好きの大人を集

客するのも難しくありません。

 

すでにマクドナルドが『ポケモンGo』とコラ

ボレーションすることを発表していますが、

今後、同様の企業は増えることでしょう。

 

たかがゲームですが、さすがに社会現象を起

こすようなゲームはどこかが違います。

 

時代の流れについていきたい人、

時代の流れを肌で感じたい人は、

先入観だけでバカにしないで試してみては

いかがですか?

 

新しい発見があるかもしれませんよ。