効率を求めてはいけない。

 

よくある相談に

「どうすればもっと効率的に売れますか?」

という相談があります。

 

「効率的」というと聞こえがいいのですが

実は、「もっと楽して」という意味で使って

いる人も少なくありません。

 

もっと楽に集客できる方法、

もっと楽に儲かる方法はないか、

ということなのですが、残念ながら楽を求め

れば求めるほど効率は悪くなります。

 

それじゃあコンサルタントなんていらないじ

ゃない(笑)ということになるのですが、

これが真実。

 

物が有り余っている今の時代、

楽して儲かる商売はそうそうありません。

 

例えば、チラシ。

私は間違いなく新聞折込よりポスティングを

勧めるのですが、

 

多くの業者さんは、ポスティングより新聞折

込を利用します。

 

理由は、ポスティングは大変だから。

この暑い時期にポスティングなんてやってら

れないということです。

 

だから、辛いポスティングより新聞折込を利

用するのですが、新聞折込とポスティグでは

効果(反応率)は全然違います。

 

それを知っている業者さんは、ポスティング

を専門の業者に依頼するのですが、新聞折込

と比べるとその費用は割高。どうしてもポス

ティングの回数は減ってしまいます。

 

結局、楽な新聞折込を何度も利用するか

コストのかかるポスティングを単発で利用す

ることになるのですが、

 

楽な新聞折込では買わない世帯への配布が多

くなるため反応率は下がりますし、反応率の

高いポスティングも単発では効果がありません。

 

要するにどちらも思うような集客が出来ない

ということ。お金をかけた割には効果がなか

った・・・となってしまうのです。

 

では、どうすればいいのか?

 

楽じゃない方法を取ることです。

新聞折込よりポスティング。

 

できれば自分たちで毎日少しでもポスティン

グすること。継続してポスティングすること

です。

 

自分たちで出来ない人は、お金をかけてポス

ティングしてもらうこと。汗をかく代わりに

お金をかけて違う意味の汗をかくことです。

 

すると工夫が生まれます。

自分で汗をかくようになるとチラシの内容に

も注意が向きます。少しでも反応が得られる

よう表現の方法や言葉ひとつにも工夫が生ま

れます。それが反応率を高めることになるの

です。

 

それを日々繰り返すことで精度が上がり、

効率よく集客できるようになるのです。

 

効率は苦労の中から生まれます。

そこのところくれぐれもお忘れなく。