忙しい社長は儲からない!?

 

社長には2つのタイプがあります。

 

一つは、とにかく忙しく仕事をしているタイ

プ。もう一つは、この人、いつ仕事している

の?と疑うようなヒマを持て余しているよう

なタイプです。

 

で、どちらが儲かっているか?

というと(これはあくまで私の感覚ですが)

後者のタイプ。いつもヒマを持て余している

ような社長さんです。

 

素人目に見ると、忙しく仕事をしている社長

の方が儲かっていそうに思えますが、それは

錯覚。

 

なぜなら、大抵は社長がやらなくてもいいよ

うな仕事をしているから忙しくなっているか

らです。

 

もちろん、創業当初は社員も少ないですから

社長一人で何役もこなさなければなりませ

ん。その時はそれでいいのですが、ある程度

売れるようになったら社長しかできない仕事

以外は社員にやってもらうことが重要になり

ます。

 

それができるかどうか。

 

実はここが、安定して儲かる社長になるかな

らないかの一つの壁です。

 

この壁を乗り越えられない人は、延々と仕事

が増えるだけ。儲かれば儲かるほど自分の仕

事が増えるという負のスパイラルにはまって

いきます。

 

それはそれで、その人の価値観ですから、

とやかくいうことはないのですが、問題は病

気やケガといった不足の事態が起きた時。

その時はこのスタイルだとかなりのダメージ

を負うことになります。

 

では、ヒマを持て余しているような社長さん

は、なぜ仕事もしないのに儲かるのでしょう

か?

 

それは、仕組みができているからです。

要するに、忙しい社長がしている仕事を分解

して、社員やアウトソーシング先に仕事を任

せているのです。

 

だから、その分時間に余裕が生まれるので

す。もちろん、社長がやった方がうまくでき

る仕事もあるでしょう。

 

しかし、社長が営業から経理の仕事まで何で

もプロ級というのは考えられません。トータ

ルで考えれば人に任せた方が必ずうまくいき

ます。

 

問題は、他人に任せられる度量があるかない

か。ここが社長の器の大きさになります。

 

もちろん、最初から器が大きい人もいます

が、徐々に大きくなっていく人もいます。

だから、それは気にすることはありません。

 

大切なことは、仕事を任せるというクセをつ

けること。自分で抱え込まないというクセを

つけることです。

 

それを学ばない限り、会社は安定成長しませ

ん。どれだけ一時的に売上が上がろうが、儲

かろうが、社長がいないと会社が回らないと

いう不安定な会社になってしまいます。

 

あなたの会社はどちらのタイプですか?

 

社長が忙しくてたまらないという場合は、

仕組みを整えればもっと楽に売上を伸ばすこ

とができます。お試しください。