できる経営者とできない経営者の違い。

 

よく顧問先の社長さんから聞かれる質問があ

ります。それは、

 

「できる経営者とできない経営者の違いは

なんですか?」という質問です。

 

できる、できないを何を基準にするのかによ

って答えは違ってきますが、伸びる経営者か

伸びない経営者かという観点でいえば、

 

「自分より能力の高い人を雇えるかどうか」

 

これができる経営者とできない経営者の違い

だと思います。

 

建売業界に限らず、起業家と呼ばれる人は何

でも自分でやりたがる人が多いものです。

 

小さな規模の会社であればそれでもいいので

すが、大きな会社にしたい、もっと大きな仕

事がしたい、稼ぎたい、という経営者にとっ

てはそれはネックになります。

 

否が応でも売れるようになると人を採用しな

ければならないからです。

 

問題は、その時にどんな人材を採用するか。

そこに、伸びる経営者か伸びない経営者かの

違いが現れます。

 

伸びる経営者は、自分より能力の高い人を雇

います。伸びない経営者は自分がコントロー

ルできる人(能力の低い人)を雇います。

 

普通に考えれば、自分より能力の高い人を雇

った方が、効率よく仕事もできるのですが、

当然、そんな人を雇うと自分と意見の対立を

生むこともあります。

 

それを避けるには、自分より能力の低い人、

自分がコントロールできる人を雇って社長と

しての優越感を保つ方を選ぶ人が多いので

す。

 

どちらの人物を選ぶ会社が伸びるかは言うま

でもありません。能力の高い人を選ぶ会社が

伸びます。ただし、理屈では簡単ですが、そ

れができるかどうかは別問題です。

 

そこには経営者の人間力が必要だからです。

 

いい家を建てられる人が経営能力が高いとは

限りません。会社経営するより家を設計して

いる方が楽しい、お客様を接客している時の

方が楽しいという経営者は山ほどいます。

 

だとすれば、経営することが楽しい、経営す

ることが生きがいという経営能力に優れた人

に仕事を任せた方が、経営自体は上手くいき

ます。

 

あなたはビジネスオーナーとして自分の得意

なことをすればいいのです。そこまで割り切

ることができるかどうか、それができる経営

者になれるかなれないかの境です。

 

大切なことは、あなたを核としてその周りを

あなたより能力の高い人で固めること。そん

なチームを作ることです。

 

そうすれば、あなたの会社はあなたが成長す

ればするほど大きくなれるということ。あな

たは得意なことに専念して核の部分を大きく

していくことです。

 

人間力を鍛えましょう。

そして、成長するチームを作りましょう。

それさえできればあとは放っておいても会社

は成長します。お試しください。