できる社員の育て方。

 

最近、人材採用について質問されることが多

い。ひとことで言えば、どんな人材を採用し

たらいいのか?という質問。

 

それだけ、中小建売業者にとって人材の採用

は難しいということ。せっかく採用したのに

期待外れだった・・・長続きしなかったとい

うことが多いからでしょう。

 

採用にはいろんなポイントがあるのですが、

一つだけポイントを挙げろと言われれば、

真面目さ(勤勉さ)。

 

それさえあれば、そこそこの社員には育ちま

す。逆に、それがあるのに社員が思うように

育たない、働いてくれないというのは社員の

せいではありません。

 

それは、雇う方の問題。

育て方の問題。

そこを勘違いしてはいけません。

 

では、なぜ真面目さ(勤勉さ)が重要かとい

うと、真面目に努力すればたいていのスキル

は身につくからです。

 

どんなスキルでも1万時間練習すれば達人レ

ベルになれるという、”一万時間の法則”につ

いてはあなたもご存知かもしれません。

 

天才だと言われたモーツアルトやタイガー・

ウッズでさえ才能ではなく、練習時間が

彼らの結果を出させたと言われています。

 

モーツアルトは21歳にして有名な

「ピアノ協奏曲第9番」を書きました。

 

5歳で作曲して8歳で公式の場でピアニスト

として演奏会を行い、35歳までに数多くの作

品を残した天才だと言われていますが、彼が

音楽に関わったのは3歳の頃からです。

 

21歳で偉大な曲を書いた天才と言われていま

すがそれまでに、18年間のトレーニングを受

けていたのです。

 

また、タイガー・ウッズは19歳で国際的な大

会に参加して初めて素晴らしい成績を上げる

ようになりました。

 

小学校に入る時には既に地元で有名になって

いて大学に入るころには全米で伝説上の人物

となっていました。

 

小さな時から天才だと言われ続けて来ました

が、彼は2歳の時からゴルフ場で練習していま

した。19歳で成功した彼は実に17年間も訓練

をしていたのです。

 

天才だと言われたモーツアルトやタイガー・

ウッズでさえ練習によって生まれました。

だからこそ、真面目さ(勤勉さ)が重要なの

です。

 

そしてもう一つ重要なのは、

そのスキルを教える人です。

 

実は、この二人がここまで有名になったのに

は父親というコーチの存在がありました。

 

ただの教育熱心な父親というわけではなく

モーツアルトの父は有名な作曲家であり演奏

家。さらに、教師として一流でした。

 

実際、モーツアルトが小さい頃に書いた曲に

はほとんど父の修正が入っていたと言われて

います。

 

また、タイガー・ウッズの父は一流のゴルフ

専門家であり人に教える事が好きだったそう

です。

 

つまり、天才と呼ばれた人であってもそのス

キルを手に入れる為には練習が必要だったと

いうこと。そして、練習だけではなくコツを

教えてくれる有能なコーチが居たということ

です。

 

ビジネスもまさにこれと同じ。

上手くなるためには本人の努力とそれを効果

的に教えてくれるコーチが必要だということ。

 

この2つが両輪となって動くことによって

有能な社員は生まれるということです。

 

あなたの会社には教え上手なスタッフがいま

すか?もし、そんなスタッフがいないなら外

部の上手な人に頼みましょう。それが有能な

社員を育てる効果的な方法です。