気にしないでください。

 

これから数週間、いや、下手をすると1ヶ月

以上私が最も多く耳にする言葉、それは、

 

「その顔、どうしたんですか?」

 

今後、数週間以内にお会いする人は必ずこう

質問されることでしょう。初めてお会いする

人は見て見ぬふりをしながら、なんかヤバイ

人?と思うかもしれません。

 

でも、安心してください。

フツーの人です。

決して怪しい人間ではありません。

 

今、私の顔には、大きな傷があります。

朝からヒリヒリ、ズキズキが止まりません。

場所は、左眼の横あたりから口元にかけて。

 

まるで、ヤクザ映画のチンピラのような

頬を伝う一筋の傷。

 

酔っ払って誰かと喧嘩したわけではありませ

ん。もちろん、妻と喧嘩して包丁を振り回さ

れたわけでもありません。

 

にもかかわらず、

かなり派手な傷が私の顔面に・・・。

 

犯人はわかっています。

きっと、アイツです。

 

ただ、このアイツは・・・可愛い。

可愛いのでこんな傷をつけられても

とても怒る気にはなれません。

 

そのアイツは、わが家の愛犬。

ミニチュアシュナウザーのアッシュ。

今年で13歳の老犬です。

 

アイツがやってきたのは、今から13年前。

カブトムシの餌を買いに子どもをペットショ

ップへ連れて行ったのがきっかけです。

 

当時、アイフルのCMでチワワのクーちゃんに

一目惚れをするCMがありましたが、わが家も

それと同じ。

 

生後3か月のミニチュアシュナウザーに私と

子どもが一目惚れ。反対する妻を必死で説得

してわが家の一員にさせたのです。

 

あれから13年。

いつの間にか寝るのも一緒。

 

今では子どもの代わりに、

妻と私の間で川の字になって寝ています。

 

そんなアッシュも最近はめっきり老けてきま

した。とりわけ弱くなったのが足。

 

フローリングの床では立つことすらままなら

ず、芋虫のように這いずりまわっています。

 

そのため、わが家ではフローリングの上に、

程よい弾力性と爪が引っかかりやすいヨガマ

ットを敷き詰めています。これでなんとか歩

くことができています。

 

もちろん、勢いよくベッドに飛び乗っていた

のも今は昔。今では一人でベッドにも登れま

せん。

 

そのせいか、ベッドから降りる時は、転げ落

ちるように降りることもしばしば。今回の傷

も、ベッドから降りる時に足が顔に引っかか

って付いたのかもしれません。

 

だから、怒ってはいません。

でも、この傷、かなり派手で笑えます。

 

ですから事前にご報告しておきます。

気にしないでください(笑)。

 

それにしても見れば見るほど派手な傷。

老犬と一緒に寝る人はご注意を!