売れない理由は価格だけですか?

 

建売業界は浮き沈みが激しい。

今、一世を風靡している建売会社も決して

安泰ではありません。

 

とりわけ、2020年以降はその心配が大当た

りするような気がしています。

 

だから、今から準備が大切なのですが、

では、どんな準備をしたらいいのか?

 

それは、

売れない理由を見極めるようになること。

そして、対策が練れるようになることです。

 

多くの建売業者さんは売れない理由は価格だ

と思っています。確かに価格は大事な要素。

価格さえ下げれば売れる、というのは事実

です。

 

しかし、ビジネスとして考えた場合、

価格を下げてしまえば利益は出ません。

利益が出なければ、いづれ会社は倒産。

だから、安易に値下げする体質になっては

ダメ。

 

建売業界が浮き沈みが激しいのは、

安易な値下げをする業界体質にあるのです。

 

では、どうしたらいいのか?

価格以外の売れない理由を探すことです。

 

あなたの建売住宅が売れるか売れないかは、

次の要素によります。

 

・適切な価格で売られているか?

・適切なターゲットに売っているか?

・適切なセールスポイントで売っているか?

・適切な販促活動をしているか?

 

仮に価格が妥当、もしくは価格を下げられな

いとしたら、対応すべきは、

 

・適切なターゲットに売っているか?

・適切なセールスポイントで売っているか?

・適切な販促活動をしているか?

 

具体的にはまず、

ターゲットを絞り込むこと。

 

絞り込んだターゲットが最も魅力を感じる

セールスポイントは何かを考える。

 

そして、絞り込んだターゲットとそのターゲ

ットが最も魅力を感じるセールスポイントを

広告を使ってターゲットの元へ届ける作業を

繰り返すことです。

 

これができるかどうか。

これが繰り返せるかどうか。

 

もちろん、自社で営業マンを抱えていない

建売業者さんも多いですから、そんな時は

一緒に営業活動をしてくれる仲介業者さん

とタッグを組むことが大切です。

 

ただ、仲介業者というのは、

晴れの日に傘を貸して、雨の日に取り上げる

銀行みたいな業者が多いのも事実。

 

すぐに値下げを迫る仲介業者ではなく、これ

からは親身になって営業活動をしてくれる信

頼できる業者を見つけることも重要です。

 

どちらにせよ、

これからは売れない理由を放置しないこと。

安易な値下げを繰り返さないこと。

 

この二つを徹底することが会社の存続に関わ

ります。まずは、社内でなぜ売れないのかを

議論するようにしましょう。

 

そして、失敗してもいいから自社でチラシを

作ったり、ポスティングするなり何か行動を

起こしましょう。

 

それが会社の

経験になり、知恵になり、財産になります。

チャレンジしてみてください。