ビジネスは科学だ!

 

建売業界には4K論者が多い。

いや、建売業界に限らずビジネスの世界では

4K論者がまだまだ幅を利かせています。

 

4K論者とは、

仕事の成果は「気合いと根性、勘と経験」

によってもたらされるものと信じている人

のこと。

 

年齢が高くなればなるほど4K論者は多くな

るというのが実感です。

 

もちろん、4K(気合いと根性、勘と経験)

が必要ないといっているのではありません。

 

私も若い頃は、4Kがすべてというデベロッ

パーにいましたから、4K論者の気持ちもわ

からないではありません。

 

しかし、4Kがすべてというのには疑問を感

じています。

 

彼らの最大の問題は、自分の行動を客観的に

見れないこと。部下の行動を具体的に指示で

きないことです。

 

その結果、すべての結果が精神論に結びつい

てしまうのです。

 

売れないのは、気合いが足りないから・・・

社員が辞めるのは、根性がないから・・・

というのがオチ。

 

そんな4K論者が会社のトップにいたり、

社内を牛耳っているとどうなるか?

 

離職者が絶えない会社になってしまいます。

離職者が絶えないということは会社が発展

しないということ。

 

つまり、致命傷を抱えているということ。

どこかの時点でこの4K論者から実権を奪

わないと会社は発展しないということです。

 

では、4K論者に対抗するのは何か?

 

それは、科学です。

ビジネスは科学だ!という発想です。

 

結果には原因があります。

良い結果には良い原因。

悪い結果には悪い原因があります。

 

それをちゃんと分析すること。

何を、どこで、どのようにやると良い結果が

出るのか、何を、どこで、どのようにやると

悪い結果が出るのかを具体的に示せるように

することです。

 

これが再現性を高めるということ。

これが科学です。

 

ビジネスは科学です。

科学なので一定の法則があります。

 

法則なので法則通りやれば誰がやっても同じ

結果が出ます。

 

つまり、正しいやり方をすれば

気合いや根性、勘や経験がなくても

新入社員であってもベテランと同じ結果が

出せるようになるということです。

 

それを教えるのが経営者や経営幹部の仕事で

す。気合いや根性は、具体的な指示を出せる

ようになってから。

 

社員やスタッフがくじけそうになった時に

励ます意味で使うのが正しい使い方。

 

闇雲に頑張れという意味で使うのは正しい

使い方ではありません。

 

あなたの会社には4K論者がはびこっていま

せんか?4K論者が幅を利かせている限り、

成長は限定的。大きな発展はありませんよ。